“文化系プロレス”が“王道プロレス”に敗退――若き逸材の再起に期待

新たな戦場で輝く秋山「本当のDDT、本当はどうなのか」

 若きエースの完敗は、ファンにとって大きな「竹下ショック」だったが、その後のKOーD戦が好勝負となり、試合後もDDTらしいエンディングで、すべてが吹っ飛んでいた。

 とはいえ、竹下の敗戦は竹下本人にとってはもちろん、DDTにもボディブローのようにジワジワと効いてくるはず。秋山はDDTナンバー1を決める「D王GP」に出場する。この日、竹下ショックを消し去ったKO-D王者・遠藤哲哉と同じBブロックにエントリーされ、開幕戦(11月22日、後楽園ホール大会)の対戦が決まった。

 秋山は「これまでは竹下選手とばかりやっていたから。本当のDDT、本当はどうなのか」と憎々しいほど自信に満ちている。DDTという新たな戦場で、水を得た魚のようにイキイキし、光り輝いている。

 竹下にしてみれば、屈辱以外の何物でもない秋山の発言。竹下のFUTUREは途絶えてしまったのか? しかし、このままでは終われない。終わらないだろう。倍以上の年齢の選手に倍返しだ。ゼロどころかマイナスからの再起を期すことになった竹下を見守りたい。

次のページへ (3/3) 【画像】がっくりと肩を落とした竹下&鼻息も荒くDDT制圧を予告する秋山
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