【オヤジの仕事】ドラマ「相棒」好調! 芹沢刑事役の山中崇史が苦笑 今季「相棒」を見た父親の反応
ドラマ「相棒」season19(テレビ朝日系)の視聴率が好調だ。ストーリーの面白さはもちろんレギュラー陣の魅力も、熱心なファンが離れない要因と言える。捜査一課の芹沢刑事役でレギュラー出演しているのが「劇団扉座」の俳優・山中崇史さん(49)だ。山中さんは弟・聡(そう)さん(48)も俳優で、「相棒」で共演したこともある。息子2人が俳優になるとは、両親も芸能関係者なのだろうか。特にお父さんはどんな人なのか、気になる。「相棒」撮影中の山中さんに聞いた。
父は郵便局員「なんでこんな子になったんだろう」
ドラマ「相棒」season19(テレビ朝日系)の視聴率が好調だ。ストーリーの面白さはもちろんレギュラー陣の魅力も、熱心なファンが離れない要因と言える。捜査一課の芹沢刑事役でレギュラー出演しているのが「劇団扉座」の俳優・山中崇史さん(49)だ。山中さんは弟・聡(そう)さん(48)も俳優で、「相棒」で共演したこともある。息子2人が俳優になるとは、両親も芸能関係者なのだろうか。特にお父さんはどんな人なのか、気になる。「相棒」撮影中の山中さんに聞いた。
うちのオヤジは全然、芸能関係じゃなくて国家公務員――郵便局員です。オヤジの両親は茨城県・三和町(現・古河市)で理髪店を経営していました。僕はオヤジが埼玉県の大宮郵便局に勤めていた時に生まれて、小学校3年に上がるときに父が転勤になったので、家族でオヤジの故郷の三和町に引っ越したんです。だから、両親にとって芸能界は遠い世界。僕は子どもの頃から目立つのが好きだったんですけど、親は全然そうではなくて「なんでこんな子になったんだろう」って言ってましたね(笑)。弟は僕に影響されて、俳優になっていったんだと思います。
両親は美男美女なのか? そんなふうに思ったことはないですけど(笑)。以前、老け役で舞台に出た僕を見て、オフクロが「お父さん……!」って思わず言ったぐらい、僕はオヤジにそっくりらしいです(笑)。弟はオフクロ似で、子どもの頃から近所のお母さんたちがよく話題にするぐらい目立ってかわいくて、高校でもイイ男ナンバーワンに選ばれてましたね。
長男だが3きょうだい平等に育てられた
オヤジはとにかく優しい人。母に対しても、僕ら子どもに対しても。怒ったり怒鳴ったりはほとんどしないし、母とけんかをしている姿は一度も見たことがありませんでした。どこの家のお父さんも同じなんだと思っていたら、そうじゃないんだ、ということを大人になってから知りました。後に母親から、「子どもたちの前ではけんかをしないようにしよう、ってお父さんと約束していたの」と聞きました。
家事や子育てを母親任せにせず、特に僕ら子どもの面倒はよくみてくれました。面白い話をしてくれたり、勉強をみてくれたり。せっかく教えてくれても、僕は飲み込みが悪いから悔しくてよく泣いていましたけど(笑)。休日になると僕、弟、妹の3きょうだいを自転車に……前に1人、後ろに2人乗せて、近所の荒川沿いの公園に連れて行ってくれました。弟も妹も1歳ずつ違う年子なので、僕らは三つ子みたいに育ったんですよ。「お兄ちゃんなんだから」ってひいきされたりせず、扱いは平等。食べ物は特にそうだったから、ケーキを切り分けてどれにするか、なんてときは取り合いが大変でした(笑)。