街の冷たい視線も何のその 大熱戦の“本屋プロレスagain”は高木三四郎が大勝利
DDTプロレスリングの大社長、高木三四郎(49)が23日、都内の伊野尾書店で“本屋プロレスagain”を開催した。著書「年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで」(徳間書店)の刊行を記念して行われたもの。
DDTプロレスリングの大社長、高木三四郎(49)が23日、都内の伊野尾書店で“本屋プロレスagain”を開催した。著書「年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで」(徳間書店)の刊行を記念して行われたもの。
2008年に高木の自伝「俺たち文化系プロレス DDT」が出版された際、初めて開催された本屋プロレスが11年の時を経て、“本屋プロレスagain”として伊野尾書店に帰ってきた。11年前は、当時DDT所属だった飯伏幸太(37、現・新日本プロレス)が、コンクリート上で高木にジャーマン・スープレックスを決めて勝利。その衝撃的なフィニッシュシーンは、ファンの間で伝説として語り継がれている。
この“本屋プロレスagain”には、今月17日に「爆破甲子園2019」で電流爆破マッチを初体験した青木真也(36)が参戦し、対戦カードは高木、上野勇希、吉村直巳組VS青木、勝俣瞬馬、納谷幸男組。各選手がエプロンを身につけ店員スタイルで登場すると、試合開始のゴングが鳴り、レジ前のステージで火花を散らす。しかし、高木の合図で店の外に飛び出し、路上プロレス状態に。中井駅のすぐ側のため、帰宅途中の人々が冷たい視線を送っていた。
そんなことお構いなしの高木と青木がパイプ椅子でチャンバラ合戦、上野が自動販売機の上からムーンサルトアタックを放つなど、寒さを吹き飛ばす熱いバトルが繰り広げられた。最後は椅子のオブジェを完成させた高木が、勝俣を投げ捨てひまわりボムで叩きつけスリーカウントを奪取。11年前にも劣らない衝撃のフィニッシュとなった。
試合を終えた高木は、場所を快く提供してくれた伊野尾書店に感謝し、「毎年の恒例行事にしていきましょう」と継続開催をアピール。一方、青木は「楽しくやらせてもらいました。ワチャワチャするのはいいっすよね」とチームが敗れたものの満足そうな表情。他にどんな場所で路上プロレスをしてみたいか聞かれると「RIZINの事務所。引越してから行ってないんで」と引越し祝い路上プロレスを提案していた。