映画「鬼滅の刃」、公開から16日間で観客動員1000万人を突破 止まらぬ鬼滅フィーバー
大ヒット公開中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は公開から10日で興行収入100億円を突破し、国内史上最速を記録した。そして、31日には主要キャストの声優らが登壇した公開御礼舞台あいさつが行われ、この日で観客動員数が1000万人を突破したことが発表された。
公開から10日で興行収入100億円を突破、国内史上最速を記録
大ヒット公開中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(配給:東宝・アニプレックス)は公開から10日で興行収入100億円を突破し、国内史上最速を記録した。そして、31日には主要キャストの声優らが登壇した公開御礼舞台あいさつが行われ、この日で観客動員数が1000万人を突破したことが発表された。
舞台あいさつには主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹、煉獄杏寿郎役の日野聡、猗窩座役の石田彰が登壇。盛大な拍手とともにステージに現れた。花江は「僕も公開初日に映画館にいって、こないだIMAXでも観ました。映像のクオリティーと音楽の迫力と皆さんのお芝居が相まっていて、演じている身としても、ファンの1人としても夢見心地でした」といちファンとしての熱い思いを噛み締めた。
ファンの間でも大きな注目が集まっている、煉獄と猗窩座との激戦についてトークが展開。最初にこの戦いのアフレコについて花江は「日野さんと石田さんのお芝居がすさまじすぎて緊張感が半端なくて、後ろで(アフレコの様子を)見ていたのですが、音を立てちゃいけないというプレッシャーの中、おふたりの芝居を観つつ、炭治郎の出番の緊張感がすごかったですね。本当にし烈な戦いが繰り広げられているんだなというのが、アフレコ現場からもヒシヒシと感じました」と現場の熱量の高さを感慨深げに語った。
さらに日野は煉獄を演じるにあたって「猗窩座と対する点で、まずは煉獄の人としての強さ、心の強さを意識しました。かつ柱といえども上弦の参というものすごい強敵と戦う上で、力には限界がありながらも、精神力という意味では上弦の参の鬼をも上回る想いで、りりしく演じようと心掛けていました」と、煉獄が持つ正義感や精神力の強さを自身も同じように抱いて演じたと話した。
そして石田との共演については「白熱しましたね。収録自体が自粛期間前だったので、石田さんと花江くんはじめみんなと収録することができたので、同じ空間で熱量を感じながら演じられたというのが非常に大きかったです。石田さんの胸をおかりして、煉獄の想いを全力でぶつけさせていただきました」と戦闘シーンを振り返った。
一方で石田は猗窩座について「今回の映画の台本を読ませていただいて、猗窩座という役がどうしてもエッジの効いた尖っている人ように思えて、ただ強さだけを求めている姿がどうも普通じゃないと考え、そういう面を出すことで煉獄さんの対比になればと思いました」と役柄についてコメント。さらに「最初のあいさつでも触れさせていただきましたが、(猗窩座が)映画で初登場なわけですよ。煉獄はテレビシリーズでしっかりキャラクターが作られていて、そこに対抗馬としていきなりでてくる……。そこまでのキャラクターをやらなきゃいけないというところはプレッシャーでもあり、僕の方こそ全身全霊でぶつかっていかないと、人に胸を貸してる場合じゃないなと思いました」と当時のアフレコを振り返った。
また、イベントでは花江から「10月16日に公開の劇場版『鬼滅の刃』無限列車編。たくさんの方にご覧いただき、なんと本日観客動員1000万人を突破いたしました!(16日~31日の16日間の動員数)」とサプライズで発表。観客からは割れんばかりの祝福の拍手が送られ、会場中にキャスト陣と観客の笑顔があふれた。
そして、石田は「皆さんご覧いただいたように無限列車編はこのような形で着地をしました。おそらく皆さんの記憶の中では煉獄さんが! という気持ちでいっぱいになっているかと思いますが、冷静になってください、魘夢すごい気持ち悪かったでしょ、炭治郎の夢がでてきて、『ああ、この夢が続けばいいのに』と思ったでしょ、そういうことを思い出すためにまた劇場へ来てくださればと思います」とコメント。
日野も「この無限列車編に関わるすべての皆さまが心を燃やして挑みました。世界中が大変なときだからこそ家族との愛、命の在り方、生きるというこの現実を受け止めながらも前に進むというメッセージを本作から受け取っていただければと思います」と話し、花江も「たくさんの方々に楽しんで頂けて感謝です。これからも炭治郎を演じることができた喜びと煉獄さんから贈られた言葉を忘れずに今後も頑張っていきたいと思います!」と締めくくった。
※煉獄杏寿郎の「煉」の正式表記は火に東