日本の音楽を世界に発信しているNHKの番組「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO」。10月11、12日には、年に一度の豪華アーティストの競演「フェスティバル」が東京・NHKホールで行われた。NHKの国際放送「NHKワールド JAPAN」では4回に分けて放送中で、残るパート3を31日、パート4を11月1日に放送する。

　アーティストたちは常時オンラインで接続された世界中のJ-POPファンが無観客の客席に設置された2つの巨大LEDスクリーンに映し出された状態で楽曲を披露。世界中のファンたちとオンラインでつながりながら、日本のカルチャーを発信した。

　11月1日の放送では、ジャニーズの人気グループ「NEWS」が登場。メンバーは黒いジャケットの袖に番組名をあしらった特注の衣装でステージに上がると、メッセージ性の強い楽曲を歌い上げ、世界にエールを届けた。

　今回は、“今”のNEWSの歌、今の思いを優先して作ったというセットリストを披露。直球のパフォーマンスで勝負することを選んだが、加藤シゲアキは「むき出しの気持ちと歌で、演出をしない演出」と見どころを解説した。

　NEWSは今年6月に3人体制に移行。増田貴久が「デビューのころから形は変わったけど、支えてくれているファンの方とのつながりがある。僕らにできることは全力で返していきたい」と意気込んだ。小山慶一郎も「見て分かると思うけど、すごく減りました」と自虐を入れつつも、「人数の変遷もあって、不安にさせてしまったり心配をかけてしまったと思うけど、そんな中でもオンラインでつながることで(世界中のファンが)応援してくれているんだと気付いた。体温を感じられて、うれしい気持ちになった」とステージに声援を送ったファンに感謝した。

　MCでは、おなじみとなった海外のファンからの人気投票も敢行。敗れたメンバーは「僕らは世界に響かない」「頑張らないと」と悔しがっていた。

「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO Festival 2020」はNHKワールドJAPANで10月24日、25日、31日、11月1日の4日間にわたって放送(8:10～8:58、14:10～、19:10～、26:10～)。日本国内でも上記放送時間帯に「NHK ワールド JAPAN」HPまたはアプリで同時ストリーミング配信される。その後、BSP、BS4K、総合で放送される予定。