映画「鬼滅の刃」の大ヒットは海外映画界にとっても朗報? 21年に欧州で公開の可能性

大ヒット上映中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督、配給:東宝・アニプレックス)の10日間興行成績が動員798万3442人、107億5423万2550円を記録。日本国内で上映された映画で最速となる興行収入100億円突破を果たしたが、新型コロナウイルス感染拡大の第二波を迎えている欧州メディアも“鬼滅旋風”に注目。「希望に満ちた光」と称賛し、2021年1月に欧州で配給スタートとなる可能性をレポートしている。

鬼滅の刃がもたらした光明「ストリーミングサービスと映画は、簡単に共存できる」

 大ヒット上映中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督、配給:東宝・アニプレックス)の10日間興行成績が動員798万3442人、107億5423万2550円を記録。日本国内で上映された映画で最速となる興行収入100億円突破を果たしたが、新型コロナウイルス感染拡大の第二波を迎えている欧州メディアも“鬼滅旋風”に注目。「希望に満ちた光」と称賛し、2021年1月に欧州で配給スタートとなる可能性をレポートしている。

「パンデミックの中、日本映画が記録を更新。希望に満ちた光だ」と特集したのはオランダテレビ局「NOS」だった。

「日本ではアニメ映画、鬼滅の刃がコロナのパンデミックの中、約20年ぶりに映画界の記録を破った。10日間で100億円以上売り上げたのだ」

 記事ではこう報じている。世界各地を新型コロナの第二波が直撃。イタリアやフランスなどでは外出制限も出されるなど、エンタメ界も深刻なダメージを受けている中、鬼滅の快進撃の衝撃を伝えている。

 特集では鬼滅の刃が16年に連載開始となったことも紹介。「日本のテレビ局でアニメ化に伴い人気が増大。コロナ危機の中、さまざまなストリーミングのプラットフォームでシリーズは公開され、初の鬼滅の刃の映画に“非常に多く”の人の足を運ばせたのだ」と伝えている。

 オランダに日本のアニメを配給しているペリスコープ社のウィペコ・オースターハウス氏は「これは想定外の事態だ。最高に幸せだ」と日本映画界を塗り替える快挙に喜びを示していたという。

 鬼滅の刃の躍進は国際的な映画界にとっても朗報だという。「コロナ禍の影響で、多くの映画館は困窮した状況だ。多くの対策がストリーミングサービスでの公開か、延期を余儀なくされている。例えば、ジェームス・ボンドの新作ノー・タイム・トゥー・ダイはコロナの危機で来年4月まで約1年間延期になった」と記事では報じている。

 記事ではストリーミングサービスが映画に取り替わると長年言われてきたことについても触れているが、オースターハウス氏は「ストリーミングサービスと映画は、簡単に共存できる。鬼滅の刃を見ればわかる。人々は映画を映画館で見ることをすごく楽しみにしている。この経験を共にしたいと人々は思っているのだ。サッカーの試合をスタジアムで見たいという部分に少し似ている。これは希望に満ちた光だ」と語ったという。

 オランダでも日本アニメの人気は高まりを見せているという。「ドラゴンボール超ブロリー」は19年上旬に同国で公開され、映画で満員大入りを記録したことを紹介。そして、ペリスコープ社は21年1月に映画版「鬼滅の刃」をオランダで公開に向けて動いていると報じられている。来たる2021年には欧州でも鬼滅旋風が巻き起こるかもしれない。

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(ENCOUNT編集部)

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