日本の音楽を世界に発信している「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO」。その年に一度の「フェスティバル」がNHKホールで行われた。無観客の客席に設置された二つの巨大LEDスクリーンには、常時オンラインで接続された世界中のJ-POPファンが映し出された状態でアーティストたちは楽曲を披露。世界中のファンたちとオンラインでつながりながら、日本のカルチャーを発信した。コロナ禍にありながら大成功を収めた“デジタル音楽祭”の様子は、NHKの国際放送「NHKワールド JAPAN」で24日から4日間にわたって放送される。

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　その初日となる24日は、アイドルとメタルの融合をテーマに国内外で活動するメタルダンスユニット「BABYMETAL」が登場。BABYMETALが音楽番組でパフォーマンスを披露する貴重な機会に、海外のファンも大熱狂した。

　テレビではめったにパフォーマンスを披露することのないBABYMETAL。SU-METALは「緊張するかなと思ったけど『海外の皆さんが見てくださっているんだ』と、皆さんの顔を思い浮かべることでリラックスできた」とほっとした表情を浮かべていた。

　世界中で公演を行ってきたBABYMETALも、新型コロナウイルスの影響で予定されていた海外公演が中止となっている。「会いに行きたくてもなかなか会いに行けていない国がたくさんあって、本当に皆さんに会いたい気持ちがすごく強い」というSU-METAL。「今回こうやってオンラインで皆さんに発信できる場をいただけたのが嬉しい。また皆さんと笑顔で音楽を楽しめる日がくるまで元気でいてください」と世界中のファンにメッセージを送った。

　MOAMETALも「結成して10年でたくさんの国を回ってきて、(思い出の国を)一つには選べない。実際に現地にいって、待ってくれている皆さんに会えるライブが私は本当に大好き。これからもまだ会えていない皆さんに会いに行きたい。皆さんに会える日を心待ちにしています」とファンとの再会を待ちわびていた。

「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO Festival 2020」はNHKワールドJAPANで10月24日、25日、31日、11月1日の4日間にわたって放送（午前8時10分～8時58分、午後2時10分～、午後7時10分～、深夜2時10分～）。日本国内でも上記放送時間帯に「NHK ワールド JAPAN」ホームページ、またはアプリで同時ストリーミング配信。その後、BSプレミアム、BS4K、総合で放送される。