スーパー侵入のクマ「食べ物目当てではない」 一体どこから? 50年来の研究者が背景を解説
秋田市内のスーパーに侵入し、3日間にわたり立てこもったクマの報道が波紋を呼んでいる。クマは侵入から2日後の今月2日に捕獲・駆除されたが、現場は周囲に身を隠す場所のない海沿いの市街地で、侵入経路の謎は深まるばかり。また、捕獲まで3日もの時間を要した一連の対応にも疑問の声が上がっている。現場では一体何が起こっていたのか。県の職員として長年秋田のクマ対策に従事、以来50年余りにわたってツキノワグマの調査を続ける日本ツキノワグマ研究所の米田一彦所長に、一連の騒動の見解を聞いた。