「筑紫哲也さんの背中を追って」佐古忠彦氏、定年後の今も沖縄題材のドキュメンタリー映画を撮り続ける理由
ドキュメンタリー映画『太陽(ティダ)の運命』(沖縄先行公開中、4月19日、東京・渋谷のユーロスペースほか全国順次公開)は、沖縄のふたりの知事――大田昌秀と翁長雄志――の対照的かつ重なり合う人生を通して、日本社会の矛盾、そして民主主義のあり方を鋭く問う作品だ。監督は、TBSでキャスターやディレクターとして長年報道の現場に立ち続けてきた佐古忠彦さん。昨年8月にTBSを定年退職した今も、沖縄に変わらぬまなざしを向けている。