「綾瀬はるか」に憧れて芸能界へ 佐々木美玲、日向坂46加入前に目指した職業は「パティシエ」

元日向坂46で俳優の佐々木美玲(26)が、現在放送中のMBS連続ドラマ『あの夜、社長の子供を授かりました』(木曜深夜0時59分)でダブル主演を務めている。今作が初の恋愛ドラマ出演。これまで見せてきた“みーぱん”のイメージとは、大きく異なる役柄への挑戦となっている。どのような思いで今作に臨んだのか。出演への思いや、思い描く“理想の俳優像”について話を聞いた。

インタビューに応じた佐々木美玲【写真:舛元清香】
インタビューに応じた佐々木美玲【写真:舛元清香】

『あの夜、社長の子供を授かりました』でダブル主演

 元日向坂46で俳優の佐々木美玲(26)が、現在放送中のMBS連続ドラマ『あの夜、社長の子供を授かりました』(木曜深夜0時59分)でダブル主演を務めている。今作が初の恋愛ドラマ出演。これまで見せてきた“みーぱん”のイメージとは、大きく異なる役柄への挑戦となっている。どのような思いで今作に臨んだのか。出演への思いや、思い描く“理想の俳優像”について話を聞いた。(取材・文=星川莉那)

――今作が初めての恋愛ドラマへの出演となりましたが、挑戦してみていかがでしたか。

「泣くシーンが挑戦でした。漫画が好きなので、いつも読んでいる作品を想像しながら『こういう感情に近いのかな』と模索して演じました」

――ダブル主演でのご出演が決まった時の心境を教えてください。

「素直にうれしかったです。実はこのお話をいただく3日前に、『私、恋愛ドラマがやりたい!』と話していたんです。そしたら、本当に3日後に連絡をいただけて。『え、こんなことってある?』って。だから、3日で夢がかないました(笑)。本当にびっくりしました。

 でも、タイトルにインパクトがあったので、恋愛ドラマを経験したことがない私からすると、『ハードルが高いかな』と思い、ちょっと迷ったりもしました。でも、脚本を読んでいくと、ピュアピュアな恋愛だったので、『これなら今の私にも演じられるかな』と思い、挑戦させていただきました。恋愛作品を見るのが昔から大好きだったので、演じる側になれたことがすっごくうれしかったです」

――周りに出演を伝えた時の反応はいかがでしたか。

「『やっぱ言霊だね、口に出したほうがいいよ』って言ってました。ドラマ撮影中にも言霊があったんですよ。『ミート矢澤さんのハンバーグ食べたいね』と言っていたら、本当に1週間後にミート矢澤さんのハンバーグを差し入れでいただいたんです!言霊がかないすぎて、最近びっくりしています(笑)」

――これまでの佐々木さんのイメージとは異なる役柄だったと思いますが、実際に演じてみていかがでしたか。

「すごく楽しかったです。私が演じる花井栞里と『すごく向き合えたな』と感じています。スタッフの皆さんもとても温かくて、うまくできない時に何度もチャレンジさせてもらえたり、監督さんとも『もっとこうしたほうがいいですかね』と相談したり、皆さんと作り上げたと感じられる作品だったと思います。私にとってすごく大きな作品になりました」

――演じた栞里との共通点などはありましたか。

「自己肯定感が低いところです。栞里は『私なんて』が口癖で、私もネガティブで、すぐに『私なんて』と思ってしまうので、その部分は共感できました。私も“自分メイン”というよりも、“人が幸せになってくれたらいい”と思うタイプなので、そういう部分は似ていると思います」

――逆に理解できない部分などはありましたか。

「真っすぐすぎるところです。栞里は恵一さんに嫌なことをされて傷ついても、すぐに許してしまうんです。それぐらい真っすぐで、優しい子なんです。私は、しょぼんってなって、その後は関わらないようにすると思うので、そこは似ていない部分でした」

――ダブル主演を務められた森次政裕さんとの共演はいかがでしたか。

「すごく頼もしかったです。年齢は1歳しか変わらないのですが、リードしてくださったり、私が困った時に『大丈夫だよ』と声を掛けてくださったり、いろんな場面で助けていただきました」

――お気に入りのシーンを教えてください。

「瀬古さん(森次)のお家に行くシーンです。作品としては前半のシーンになりますが、撮影がほぼクランクアップ直前ぐらいの時期で、関係性ができあがった状態でした。なので、初々しさを表現するお芝居が難しかったです。話し合って、模索しながら撮影できたと思うので、私自身もできあがったシーンを見るのが楽しみです」

――ストーリー全体の見どころを教えてください。

「私が演じる花井栞里は、壁にぶち当たって落ち込んでいることが多いですが、そんな中での、社長の優しさがしみますし、母になっていろんな人に助けてもらいながらも、ちょっとずつ成長していく姿を見守っていただけたらと思います。原作と同じキュンキュンがドラマでもあるので、そこも楽しんでいただけたらと思います」

理想の俳優像も明かした【写真:舛元清香】
理想の俳優像も明かした【写真:舛元清香】

今年挑戦したいことは一人旅

――演技への挑戦が増えてきていますが、憧れの俳優さんなどはいらっしゃいますか。

「綾瀬はるかさんがずっと大好きで、綾瀬さんに憧れてこの業界に入ったので、いつかお芝居でご一緒することが夢です。『ホタルノヒカリ』が圧倒的に大好きです!」

――アイドル、そして俳優としてキャリアを詰まれていますが、もし芸能界に入っていなかったら、どういったお仕事をしていたと思いますか。

「パティシエを目指していた時期があって、高校生の時に、大学進学を目指していたのですが、急にパッとひらめいて『調理学校に行きたい』と先生に伝えたら、『急に変わりすぎや』って却下されました(笑)。でもそれぐらいスイーツを作ることが大好きなんです。今はシュークリームを作りたいです。実家にいた頃は作ることもありましたが、上京してからは、キッチンもそんなに広くないので、なかなか作る機会がなくて、時間がある時にゆっくりとスイーツを作りたいです」

――新年度になりましたが今年度の内に挑戦したいことがあれば教えてください。

「一人旅をしたことがないので、一回挑戦してみたいです。去年、車の免許を取ったので、もうちょっと運転に慣れてから、一人で行ってみたいです」

――「一人〇〇」はどこまで挑戦したことがありますか。

「一人焼肉までは行けます(笑)!」

――思い描いている“理想の俳優像”などがあれば教えてください。

「もっとたくさんの経験を積んでいきたいです。頭の中で考えてはいても、うまくできないことが、今回の作品でもあったので、いろんな経験を積んで、感情のコントロールをできるようにしなきゃなと感じました。そのためにも、いろんなお芝居に挑戦していきたいですし、舞台など生のお芝居を見て学んでいきたいです」

――今後挑戦したいジャンルの作品はありますか。

「恋愛ものが好きなので『また出たい』という気持ちももちろんあります。でも、サイコパスのような役など重めな作品も好きなので挑戦したいです。ギャップを見せられると思いますし、新しい自分を見つけてみたいです。ほかには、お医者さんの役も演じてみたいです。お医者さんって、すごいかっこいよくて、憧れていたお仕事でもあるので、やってみたいです。でも、専門用語がたくさんで、大変だとは思います(笑)」

――グループ卒業から1年ほどたちました。最後にファンの方々へのメッセージをお願いします。

「アイドルをやっていた頃よりも、ファンの方と接する頻度が減ってしまいましたが、年に1回はファンミーティングなどを開催できたらいいなと思っています。上映会にも、ファンクラブの方々が来てくださるので、久々にお会いできるので、とても楽しみです!」

□佐々木美玲(ささき・みれい) 1999年12月17日、神奈川県生まれ。2016年5月8日、けやき坂46(現・日向坂46)のオーディションに合格。25年4月5日、同グループを卒業。卒業後は、テレビドラマなどの俳優業に注力。26年1月放送、日本テレビ系『パンダより恋が苦手な私たち』に高木莉奈役で出演。さらに同年3月から放送中の同局系『ぴーすおぶせーふ』(水曜深夜0時59分)で主演の灰原恵役を演じている。愛称はみーぱん。165センチ。血液型O。

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