平成「仮面ライダー」シリーズの衝撃的な最終回 話題を呼んだ“3作品”

「仮面ライダー」シリーズは新作が毎年作られる人気コンテンツだ。最新作の『仮面ライダーゼッツ』は2000年の『仮面ライダークウガ』から始まる平成以降のライダーシリーズの27作品目である。その長い歴史のなかで、視聴者が衝撃を覚える展開を迎えた最終回を振り返ってみよう。

仮面ライダー剣【写真:産経新聞社】
仮面ライダー剣【写真:産経新聞社】

本当に子ども向けなのか驚かされる深い結末

「仮面ライダー」シリーズは新作が毎年作られる人気コンテンツだ。最新作の『仮面ライダーゼッツ』は2000年の『仮面ライダークウガ』から始まる平成以降のライダーシリーズの27作品目である。その長い歴史のなかで、視聴者が衝撃を覚える展開を迎えた最終回を振り返ってみよう。

 例えば、04年から放送された『仮面ライダー剣(ブレイド)』では、主人公の「剣崎一真(仮面ライダーブレイド)」たちと、不死の生命体「アンデッド」が地球の支配権を巡る戦い「バトルファイト」を繰り広げる物語が描かれた。

 物語の終盤、剣崎と一緒に戦った「相川始(仮面ライダーカリス)」こと「ジョーカーアンデッド」が戦いに勝利したことで、世界が滅びへと進み始める。世界を救うには始を倒す以外に方法がない状況に追い込まれた剣崎は、なんと、自らも人間からジョーカーアンデッドになる道を選んだ。アンデッドが2体になったことで、一度終結したはずのバトルファイトが再開されるものの、剣崎は始との対決を避けるため人里を離れて行方をくらますのだった。その後、平和になった世界で、消えた剣崎に思いをはせる始の姿で物語は締めくくられ、視聴者にほろ苦い結末で深い余韻を残している。

 また、17年の『仮面ライダービルド』でも、衝撃的な結末が描かれた。同作は主人公「桐生戦兎(仮面ライダービルド)」が仲間と協力し、宇宙人「エボルト」の陰謀と戦っていく物語だ。エボルトの高い再生能力に対抗するため、戦兎は別次元の地球と自らの住む地球を融合させ新たな世界を創る作戦を実行した。

 結果的にエボルトの討伐には成功するが、新世界の住人は旧世界の記憶を失っていた。孤独を感じる戦兎のもとに、記憶を保持した「万丈龍我(仮面ライダークローズ)」が現れて幕を閉じる。また、毎回行われていた番組冒頭のナレーションが、新世界で戦兎の残した記録だったと判明する展開もあり、多くの視聴者を驚かせた。

 一方、別の意味で視聴者を驚かせたのが、09年の『仮面ライダーW(ダブル)』だ。架空の町「風都」で「ドーパント」という怪人の事件を、探偵「左翔太郎」と相棒「フィリップ」のふたりが「仮面ライダーW」に変身して解決していく物語だ。

 終盤ではフィリップの正体が人間ではなく「データが実体化した存在」だと明かされ、最終決戦で限界を迎えた末に翔太郎にメッセージを残して消滅してしまう。そして、決戦から1年が経過した最終回で、フィリップの喪失を抱えながら翔太郎がライダーとして戦い続ける姿が描かれた。そこで、消えたはずのフィリップが、翔太郎の窮地に現れ、奇跡の復活を果たす。その結果、事件は無事に解決し、ふたりの再会で物語は感動的な結末を迎えた。

『仮面ライダーW』は作品自体の人気も高く、17年には当時の関係者も携わり、続編漫画『風都探偵』として物語が再開した。さらにテレビシリーズや劇場版でのアニメ化や2.5次元舞台化と広がりを見せており、そうしたテレビシリーズの枠を超えた展開もまた視聴者にとって驚きどころかもしれない。

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