吉谷彩子「家系ラーメン大好き」も体型維持の秘訣 初主演ドラマはとにかく食べた
12日からスタートするBSテレ東の新ドラマ「ハルとアオのお弁当箱」(毎週月曜、深夜0時)で主人公・ハル役を演じる女優の吉谷彩子。子役から芸歴20年以上、これまで数々の役を演じてきたが、今回のドラマ初主演は「自分に最も近い役」だという。吉谷に今作にかける思いを聞いた。
BSテレ東「ハルとアオのお弁当箱」12日スタート
12日からスタートするBSテレ東の新ドラマ「ハルとアオのお弁当箱」(毎週月曜、深夜0時)で主人公・ハル役を演じる女優の吉谷彩子。子役から芸歴20年以上、これまで数々の役を演じてきたが、今回のドラマ初主演は「自分に最も近い役」だという。吉谷に今作にかける思いを聞いた。
同名の漫画が原作の本作は、オタク女子のハルがひょんなことからジェンダーレス男子のアオと同居することになり、お互いに弁当を作り合うことで交流していく物語となっている。これまで数々の作品に出演していながら、意外にも、今回がドラマ初主演となる吉谷は「緊張した」と振り返り、現場での様子をこう語る。
「みんなを引っ張っていかなきゃいけないし、セリフの量もすごく多くて。(同じく主演の井之脇)海くんとほとんど2人芝居のような感じ。テンポ感が難しくて、現場でも空き時間にずっと海くんにセリフ合わせしてもらってました」
ハルという役柄については、これまで演じた中でも一番自分に近い役だという。「ちょっとだけ面倒くさがりでズボラなところと、素直なところですかね。私も歯磨き粉のフタを閉め忘れたり、結構ズボラなところがあって、でも自分に素直に生きたいなとは思ってるんです」
一方でオタクっぽい一面は自身にはあまりない部分だとし、「そこがハルちゃんと唯一違うところ。アニメとか漫画は好きなんですけど、何かに夢中になれることがなくて。兄がすごいオタクで、ハルちゃんと同じくアニメとかフィギュアとかをたくさん持っているので、これを機にいろいろと聞きました。自分の好きなことを話し出したら止まらなくて、ほとんど何言ってるのか分からないんですけど、1つのことに熱中して何も見えなくなるってこういうことなのかと」と明かした。
弁当がテーマということで、とにかく食べるシーンの撮影が多かった。1回の撮影で4話分の食事シーンをまとめ撮りすることもあり、8食分ほどをたいらげたという。「気を付けてても、少し太ったかな。私、家系ラーメンが大好きで、よく1人でも食べに行っちゃうんです。最近、豆乳と甘酒と牛乳と青汁を混ぜたドリンクを発明して、なるべく飲むようにしてます。抹茶ラテみたいで意外とおいしいんです」と体型維持の秘訣を明かした。
また、オタク女子とジェンダーレス男子のかけ合いからコメディー的な要素も強い。本格的なコメディーは初挑戦だというが「でも、両親が関西出身でお笑い大好きなので、ちょっと笑かしてやりたいというのはあります(笑)」と新境地開拓へも意欲を見せる。
「グルメのドラマはいろいろありますが、お弁当を通してそこに込められた気持ちを知っていくというものはなかなかない。ハルちゃんのセリフのなかで『お弁当って2回うれしいんだね』というものがあって、相手のために作ってるときと、空のお弁当箱が返ってきたとき、2度相手を思う機会になる。今、コロナで大変な時期だからこそ、人を思って温かくなる気持ちの大切さを伝えられたら」
吉谷が主役を演じるドラマ「ハルとアオのお弁当箱」は、BSテレ東で12日深夜0時から放送される。
□吉谷彩子(よしたに・あやこ)1991年9月26日、千葉県出身。4歳のとき、子役としてデビュー。2016年から出演している転職サイト「ビズリーチ」のCMで話題となる。出演ドラマ50本、映画20本を超える実力派女優。趣味はお笑いと料理。