吉高由里子「人見知りだった」横浜流星「ポンコツです」 青学生に真剣アドバイス送る
吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務める映画「きみの瞳(め)が問いかけている」(三木孝浩監督)の公開を記念した特別授業イベントが8日、東京・渋谷の青山学院大学 本多記念国際会議場で行われた。
青山学院大学の学生と“リモート授業”を行った
吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務める映画「きみの瞳(め)が問いかけている」(三木孝浩監督)の公開を記念した特別授業イベントが8日、東京・渋谷の青山学院大学 本多記念国際会議場で行われた。
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本作は、不慮の事故で、視力と家族を失った女(吉高)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた男(横浜)が織りなすラブストーリー。吉高にとって、三木監督の「僕等がいた」以来、8年ぶりの恋愛映画挑戦で、横浜は約1か月で10キロ体重を増やし、肉体美とアクションシーンを披露している。
広告代理店出身でコミュニケーション論の佐藤達郎氏が、試写を見た29人の青山学院大学の学生を相手に、本作から考える「人が人を想うこととは」をテーマにリモート授業を行い、2人が登壇。横浜が「(吉高は)太陽のような人でした」というと、吉高は「(横浜に)撮影していた時と表情が違うね。憑依型(の俳優)だね」といい、撮影裏話も披露。
“授業”では学生からの質問も受け付け、“二十歳の今やっておくべきことは?”には、吉高は「国際政治経済学部の優秀な方にいうべきことは……。二十歳になってから大人と接する機会が増えたんです。飲みの場を通して、出会う大人たちが刺激的。フットワークを軽くして、話す機会をぜひもって。私も人見知りでしたが、えいと思ってやりました」とアドバイス。“大人の女性になるためにはどうすればいいか”の質問には「私は振り絞って演じているだけで、全然だめだめです。休みの度にホームステイで海外に行っていましたが、今思えば、怖いこともしていたな。失敗するのは怖いことじゃない。失敗しないことが怖いこと。たくさん失敗して、自分を育んで欲しい」とエールを送った。
一方の横浜は“横浜さんのようなかっこいい男性になりたい”の質問に「僕もポンコツです。自分がやりたいこと、明確な目標を作ること。続けることが大切だと思っています」と答えた。教師を目指しながらも、一般企業との就職との間で迷っているという女子学生の質問には「先生の影響力は大きい。振り返れば、繊細で敏感な時代を見届けてくれたと思う。たくさん悩んで、迷っているなら、両方やっちゃえば」(吉高)、「僕も、大学か、空手か、芸能界で悩んだ。今やりたいことは何かといえば、芝居をすることだった。親に相談したら、『好きな道に行ってくれ』と言われ、ここにいます」(横浜)。
特別講師の役を終えた吉高は「初めての経験で、私自身も夢や希望を感じることができた。(本作は)会いたくなる人が思い浮かべられる映画。また公開したら見てくれたらうれしい」。横浜も「みなさんと素敵な時間を共有できた。年が近いので、楽しかった」と語っていた。
「きみの瞳が問いかけている」は15日に先行上映、23日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。本イベントは「青山祭2020 EVOKE -青が、翔る-」(30日~11月1日)の一環で、11月1日正午からオンライン配信される。