【ばけばけ】岡部たかし、司之介役の芝居は「アホを演じている感じにならないように」
俳優・岡部たかしが松野司之介を演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)について、番組の反響や放送を見ての感想、司之介を演じて思う役の印象などを語った。

主人公・トキの父・司之介を熱演
俳優・岡部たかしが松野司之介を演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)について、番組の反響や放送を見ての感想、司之介を演じて思う役の印象などを語った。
まず番組の反響や放送を見ての感想を語った。
「視聴者の方や周囲から『面白い』など、好評の声をいただくことが多く、皆さんに楽しんでもらっていることを日々、実感しています。放送では自分の知らないシーンもあり、ヘブンのビールを探すシーンはこんなことしていたんだとか、みんなこんなスキップをしていたんだと笑いながら見ていて、完全に視聴者として『ばけばけ』を楽しんでいます。やっぱりふじきみつ彦君の本は面白いなとか、自分もやってきたことなのに、全体で見てもすごいなと思ったりしています」
司之介を演じていて、あらためて思う役の印象も紹介した。
「演じながら、僕自身も『ええ加減にせえよ』『もっと成長せえよ』と思うことはあります(笑)。でも、自分なりに司之介のことを愛して、脚本に忠実に演じています。司之介は、思ったことをすぐに口に出しちゃう正直者です。正直がゆえに、思いついたことが瞬時に行動と言動に繋がるし、それが家族のためであり、自分のためでもあるのだと思います。それによって周囲をいら立たせることもありますが、彼は真剣だし、正しいと思っていると思います。だから、司之介を演じる時は、アホを演じている感じにはならないようにしたいと思っています」
ここまで撮影をして、印象に残っているシーンも語った。
「14週で、みんなで『だらくそが!』と叫ぶシーンです。このシーンは、松野家にとって、『ついに、この時が来たか』という瞬間だと思います。トキは、ここで初めてタエを『ママさん』と呼びましたが、あのトキの表情は、本当にグッとくるものがありました。あかりちゃんのすごいところは何回も見てきましたけど、あの日は特にすごかったですね。大人になったトキが、まるで子どものように声をあげて泣いていたので、初めてトキが松野家に来たシーンを思い出したりしました。今思い出しても涙が出てきそうです」
松江から熊本に行くことになった司之介だが、なぜその決断をしたのか。
「現代でも、故郷を捨ててどこかに引っ越すということは、なかなか勇気がいることだと思います。司之介にとっても、やっぱりものすごい決断だったのかなと思いますね。司之介にとって家族は大事だし、やっぱり家族と一緒にいたい。もう長屋に戻りたくないと言っていますし、表面的な損得勘定があることも本当だと思いますが、それよりも深い根底には、家族のことを思う気持ちがあるのだと思います。その両方があっての決断だと思います」
後半の見どころと視聴者へのメッセージもコメントした。
「熊本に行った司之介は、やることがなくて暇になります。あまりすることがないから、ちょっとのことでも大事件にしたりして、その辺のものがたりの展開もまた面白いなと思います。司之介は一生こんな感じで生きていくのかなと思っていますし、もう自分の人生を全うしてもらいたいですね。最後には、『あの人は、幸せな人生だったよね』と思われるような生き方してくれたらと思っています。家族としては、熊本で書生さんや女中さんが加わり、その中でみんながあんなこと言ったり、こんなこと言ったりするのが見どころだと思っています。ここでの会話劇は、ふじき君の脚本の真骨頂だと思います。松野家の家 族の形は、これからも変わっていくと思いますが、それは面白い変化だと思うので、視聴者の方にもそのさまを見て楽しんでいただけたらと思います」
作品は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描くオリジナルストーリー。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語をフィクションとして描く。俳優・髙石あかりがヒロイン・松野トキを、トミー・バストウがレフカダ・ヘブンを演じる。
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