1度は面接で落選…ワンエン関哲汰が明かす「スターダストとの縁」とグループ愛 初アリーナ公演で確信した底力

ダンス&ボーカルユニット・ONE N’ ONLYの関哲汰が、今月20日公開の映画『夜勤事件』(永江二朗監督)に出演する。28歳の関は2025年も俳優として多くの作品に出演しているが、どのようなこだわりを持ってホラー描写の同作に挑んだのか。自身のルーツやビジョンにも迫った。

保育園の頃から芸能界を目指していたONE N’ ONLY の関哲汰【写真:冨田味我】
保育園の頃から芸能界を目指していたONE N’ ONLY の関哲汰【写真:冨田味我】

語った自身のルーツとビジョン

 ダンス&ボーカルユニット・ONE N’ ONLYの関哲汰が、今月20日公開の映画『夜勤事件』(永江二朗監督)に出演する。28歳の関は2025年も俳優として多くの作品に出演しているが、どのようなこだわりを持ってホラー描写の同作に挑んだのか。自身のルーツやビジョンにも迫った。(取材・文=ふくだりょうこ)

 映画『夜勤事件』はインディーゲーム制作チーム・Chilla’s Art(チラズアート)による同名のホラーゲームを実写化。女子大生・田鶴結貴乃(南琴奈)が深夜のコンビニで体験する怪異を描く。関は結貴乃と同じコンビニで働く船橋卓也の役に決まった際、「この役をどう演じればいいのか」と考えたという。

「ゲーム実況で船橋という役を見た時に、ビジュアルが全然違っていました。ゲームなので口元も動いたりしないので、『どんな感じになるんだろう』というのが最初の導入でしたね」

 そんな船橋をどのように分析したのか。

「ゲームの中では割と変わり者というか、変な感性を持っているというか。うそを言ったりもするんですよね。でも、映画では主人公との絡みがちゃんとあるので、『ゲームよりももう少し人間味が出せたらな』と思っていました。船橋は結貴乃に対してちょっと好意があるので、好きな子をからかうみたいな少年心が『映画ではあるな』と感じました。そこがもうゲームとは圧倒的に違う部分ですが、『やっぱり、変な人』です(笑)」

「船橋と一緒にアルバイトをしていたとしたら」と問うと、笑みを浮かべて「絶対に嫌ですね」と即答した。

「友だちになっていないですよ。絶対に。悪い奴ではないと思うんですけど、狂気じみている部分があるんですよね」

 最初は少し気味の悪い船橋だが、物語が進むにつれて人間味も出てくる。わずかな変化をどのようなことを意識して演じていったのだろうか。ポイントは船橋が結貴乃に恋心が抱いていることだ。

「船橋というキャラクターを守りながら、好きな人に好きだという気持ちを見せすぎない絶妙なあんばいの感情コントロールがすごく難しかったですね。やっぱり、どこかで自分が出てしまう部分だったり、船橋なのにちょっとテイストを加えると自分のチャラさの部分が見えちゃって。そのバランスがすごく難しくて、どちらかというと引き算が多かったですね」

 関は、ホラー自体は「見れる」と言うが、今回はコンビニが舞台で自身の経験と重なって怖さを感じたという。

「僕もコンビニでバイトしていたことがあるんです。夜勤ではなかったんですけど、自分が働いていた時のことを思い出して『夜に怪奇現象が起こるのは怖いな』って。バックヤードのちょっと暗い感じ、雰囲気が分かるので想像しちゃうんですよね」

 では、自身と船橋に似てるところはあるのだろうか。少し考えた後、「小学生のころに好きな子にちょっかいを出していたところは似ていたと思います」と回顧。一体、関はどのような子どもだったのだろうか。

「本当に自由で、常に先生に怒られていましたね。昔から人が大好きなので、友だちとずっと遊んでいました。寝なきゃいけない時間に寝ずに、友だちにちょっかいを出しているようなタイプでした」

 芸能界を志したのは、小学生からさらにさかのぼり、保育園の頃だという。

「小さい頃から、ジャンルは違えどテレビに出る職業に対して憧れを持っていたんです。サッカー選手、お笑い芸人、俳優、アーティスト……と将来の夢が全部テレビのことでした。多分、根本的には保育園の時からずっと目立ちたがり屋っていうのはあったんでしょうね」

 そんな関を両親はどのように見ていたのか。

「最初、事務所からスカウトいただいた時は母には『芸能界に入るのは入れるけど、そこから売れていくのは本当に一握りだから難しいよ』と言われていました。でも、父は最初から信じてくれていました。そして、両親は基本的に僕のやりたいことをやらせてくれて、応援してくれるので、結構、前向きでしたね」

アーティストとして、俳優として飛躍する関哲汰【写真:冨田味我】
アーティストとして、俳優として飛躍する関哲汰【写真:冨田味我】

別の事務所入りを断った後に再び

 きっかけはスカウト。所属事務所のスターダストプロモーションには「縁を感じている」と言う。

「スカウトしてもらって、面接を受けましたがその時は落ちました。そこから他の事務所にスカウトいただいて、そっちの事務所に行ってみたんですけど、アーティスト活動ができないことを理由に断ったら、そのタイミングでスターダストからまた声をかけていただきました。だから、『何か縁があるな』とずっと思っていました」

 そして、「やっぱり、ONE N’ ONLYに出会えたので入って良かったです」と実感を込めた。

 ONE N’ ONLYは昨年11月、神奈川・横浜市のぴあアリーナMMで初のアリーナ公演を開催。関は「『本当にすごく結果として良かったな』と思います」と振り返った。

「普段は僕とHAYATOで演出をやるんですけど、今回はみんなで話し合っていつもより一層気を引き締めて作ったものだったので、本当に『間違っていなかったな』という感覚でした。ここからがスタートだと思っています。僕らはいろんな経験をしていて、簡単にアリーナに行けたわけではありません。でも、本当に着々と一つひとつを大事にしてやっていった分、『底力はあるな』と感じています」

 近年は、俳優としても飛躍。昨年はさまざまな役にチャレンジした。

「本当に振り幅のある役をやらせてもらえてありがたいです。ホストをやったり、変態教師、チャラい男も(笑)。でも、一つに絞ってやっていくというよりは、いろんな役をやることになって学びもたくさんあったので、とても良い経験をした年になりました」

 最後に俳優としての「今後」を聞いた。

「まだまだ未熟なので、いろんなことをやらせてもらいながら吸収していきます。その中で、ちょっとずつビジョンが見えるようになって、『こういうのをやりたいな』というのが出てきたらと思います。あっ、『格闘アクション系はやりたいな』とずっと思っているので、チャレンジしたいです」

□関哲汰(せき・てった) 1997年11月24日、神奈川県生まれ。ONE N’ ONLYのボーカルとして活動中。俳優として出演作は、映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』、『100秒の拳王-ケンカバトルロワイアル』、配信ドラマ『No.1ホストとの恋は誰も邪魔できない~大富豪一族から追い出された僕の華麗なる転身~』など。169センチ。血液型B。

ヘアメイク:KABUKI RYOTA
スタイリスト:橋口桜都女

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