宮根誠司は「天才」 『ミヤネ屋』の現場で目撃した“予定調和なし”とワンチームのすごみ【記者コラム】

フリーアナウンサー・宮根誠司(62)が12日、MCを務める読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金曜午後1時55分)が9月末で放送を終了することを番組終盤に発表した。ENCOUNTを含めて多くの媒体で報じられていたことだが、この日に開催された読売テレビ・松田陽三社長の会見に合わせて正式発表された。印象的だったのは、宮根の表明を見届けようと集まっていたスタッフたちの姿だ。かつて私も出演者として、宮根とスタッフ陣が「ワンチーム」である様を目の当たりにしていた。その一端を紹介する。

宮根誠司【写真:ENCOUNT編集部】
宮根誠司【写真:ENCOUNT編集部】

番組開始20年 9月末での終了を正式発表

 フリーアナウンサー・宮根誠司(62)が12日、MCを務める読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金曜午後1時55分)が9月末で放送を終了することを番組終盤に発表した。ENCOUNTを含めて多くの媒体で報じられていたことだが、この日に開催された読売テレビ・松田陽三社長の会見に合わせて正式発表された。印象的だったのは、宮根の表明を見届けようと集まっていたスタッフたちの姿だ。かつて私も出演者として、宮根とスタッフ陣が「ワンチーム」である様を目の当たりにしていた。その一端を紹介する。(文=柳田通斉)

話題作に引っ張りだこ…クルマを愛する実力派人気俳優のカーライフ(JAF Mate Onlineへ)

 画面には、知った顔が何人も映っていた。私がスポーツ新聞デスク時代に芸能コーナーで出ていたのは2010年代。「まだ、こんなにいるんだ」と驚きさえ感じた。

 宮根さんが「今日はたくさんスタッフの方がいらっしゃいますけども」とカメラを向けさせたのも、自分について来てくれた感謝の表れだろう。そして、こう続けた。

「私は誇れる司会者では全くありませんが、誇れるとしたらスタッフの皆さんで、ゼロから立ち上げて、斬新な挑戦的な企画をいっぱい作ってくれました。それがいつしか『ミヤネ屋』だけしかできない名物コーナーがたくさん生まれたのは、私にとっても貴重な時間でした。皆さんとはプライベートでもしょっちゅうご飯を食べに行き、お酒を飲みに行き、カラオケでバカ騒ぎをし、旅行に行き、ゴルフをやり……本当に家族のように優しく接してくださいまして」

 外部の私も何度もそうした会に参加し、転勤で番組を卒業する際には送別会を開いていただいた。宮根さんの言う通り、「優しさにあふれたチーム」だった。

 ただ、番組本番中の宮根さんは自由自在だった。打ち合わせはするものの、アドリブ質問は当たり前。初回で度肝を抜かれた私は「宮根さんに予定調和はない。台本にないことを聞かれても答えられるようにしなければ」と思い、本番までに電話取材と下調べを繰り返した。そして、宮根さんが「面白い」と感じると、尺がどんどん伸びていく。結果、その後に準備されていた企画がなくなり、スタッフが「パネルのコーナー、飛びました~。寝ずに準備したんですけど~」と嘆くこともよくあった。だが、翌日に視聴率を確認すると、宮根さんの判断で伸ばした時間帯の数値がグンと上昇。「やっぱり、宮根さんは天才テレビマン」の声もよく聞こえた。だからこそ、スタッフは「宮根さんにも面白がってもらい、数字の取れるコーナーを作る」とさらに燃えていた。

 文字通り、宮根さんあっての番組であり、コーナーが飛ぶことは今もあるようだ。一方で、天気コーナーを担当する蓬莱大介さんや出演者、スタッフへの「いじり」は少なくなった。毒気、毒舌もあまり見られなくなった。元番組関係者は「それだけ、局の上層部がうるさくなったのでは。宮根さんの良さが薄まっている」と言ったが、「そういう時代になった」との見方もある。

 番組は9月で終了するが、読売テレビ側は継続して報道番組を制作する意向。『ミヤネ屋』のスタッフが後継番組に携わる可能性もあり、宮根さんは「このスタッフなら、この後もきっともっとすごい番組を作ってくれると思いますので、今後ともよろしくお願いします」と視聴者に呼びかけていた。20年続いた『ミヤネ屋』。宮根さんとスタッフたちが築いた「絆」に終わりはない。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください