恋リアでブレイクした23歳、初主演映画で北米「最優秀演技賞」の快挙 三原羽衣がNY撮影で掴んだ“原点”
インフルエンサー、俳優として活躍する三原羽衣が映画初主演した『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』(監督・宇賀那健一)が2月13日、公開される。三原はABEMA『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』で注目を集めた23歳。本作では、北米最大級のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」で最優秀演技賞を受賞。三原が全編ニューヨークロケで見えた「俳優としての原点」や、驚きの物価事情、そして家族への想いまで、等身大な言葉で振り返った。

映画『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』が2月13日公開
インフルエンサー、俳優として活躍する三原羽衣が映画初主演した『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』(監督・宇賀那健一)が2月13日、公開される。三原はABEMA『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』で注目を集めた23歳。本作では、北米最大級のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」で最優秀演技賞を受賞。三原が全編ニューヨークロケで見えた「俳優としての原点」や、驚きの物価事情、そして家族への想いまで、等身大な言葉で振り返った。(取材・文=平辻哲也)
本作は、ある炎上をきっかけに仕事も事務所も放り出し、気晴らしにNYへ渡った人気俳優のシイナ(三原)が、売れないZ級映画監督・ジャック(エステバン・ムニョス)と出会い、ホラー映画に出演するという新感覚ロマンティックコメディー。宇賀那監督とは『みーんな、宇宙人。』(2024年)に続くタッグとなる。
劇中のシイナは、多忙な日々の中で「何のために役者を志したのか」を見失っていくが、三原自身も撮影当時は俳優としての道を悩んでいた時期だったという。
三原は兵庫県出身、SNS総フォロワー数200万人超を誇るインフルエンサー。高校時代に第7回「日本制服アワード」でグランプリを受賞。現在のマネジャーにスカウトされ、本格的に女優の道へ。2022年にABEMA『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』でブレイクし、MBSドラマ『犬と屑』で初のヒロインを務め、その後は映画『6人ぼっち』、MBSドラマ『コールミーバイノーネーム』(25年1月)などに出演している。
「最初はお芝居が楽しいだけだったのが、ある程度理解できるようになると考えることが多くなってしまって。心から楽しめなくなっていたんです。そんな時にこのお話をいただき、劇中のシイナとリンクする部分がすごく多かったんです」
撮影が行われたのは24年夏。三原にとって、自身初の長距離フライトを経て降り立ったNYでの撮影は、10日間休みなしという強行軍。スタッフ・キャストは日米混合の編成。三原も英語は話せないが、劇中のシイナさながらに、英語と格闘しながらも、通訳を介さなくても、言いたいことが分かるようになったという。
印象に残っているのは、一緒にやってきたボーイフレンドのレン(中川勝就)との喧嘩シーンだ。
「あそこだけシイナが関西弁で喋っているのですが、私は兵庫県出身なので、関西弁で喋ることで初めて本音をぶつけられた、という感じがして。お互いの未熟さやもどかしさが出ていて、すごく好きなシーンです」
現地の記録的な物価の高さにも驚かされた。
「水1本からとにかく高くて……。ホテルの近くにあったラーメン店『一蘭』は一杯2000円を超えていました。驚がくの物価に対応するため、現地の日本食スーパーで納豆やみそ汁、カップ麺、レンジのご飯などを買って、マネジャーさんと自炊して朝食を済ませていました。それでもかなりの金額になりました」

海外での栄誉に「1センチくらいは親孝行できたかな」
映画は25年7月にカナダ・モントリオールで開催された「第29回ファンタジア国際映画祭」にも出品され、三原も現地に。「日本では静かに映画を見る人が多いですが、向こうの人は笑ったり、『ヒュー』と言ったり、すごく盛り上がって、最後は拍手、歓声も送ってくれて、うれしい気持ちになりました」
帰国後には最優秀演技賞受賞という吉報も。
「賞をいただけるなんて一切思っていなかったので、帰国した翌日くらいに宇賀那監督からグループLINEで『三原さん、賞を受賞したよ!』と写真が送られてきた時は、『え、ええーっ!?』と驚きすぎて、言葉が出ませんでした(笑)」
兵庫県に住む両親へ報告すると、母は自分以上に喜び、父も母経由で「よかったな」と祝ってくれたという。「母は昔から背中を押してくれる存在。今回、1センチくらいは親孝行できたかなと思います」とはにかんだ。
「羽衣(うい)」という名前は、母が「天女がまとう羽衣のように美しく気高く育ってほしい」という願いを込めて名付けた。2026年はさらなる挑戦の年となる。
「今年は年女。去年は映画が多かったので、今年はドラマも頑張りたい。そして、まだ経験したことがない舞台にも挑戦してみたいです。大変なのは分かっていますが、今の自分なら楽しめる気がしています」
リフレッシュ方法は、ゲーム「スプラトゥーン」と、母の影響でハマっている松田聖子の曲をカラオケで歌い上げること。NYの過酷な撮影を経て「芝居の楽しさ」を再確認した三原。最優秀演技賞という勲章を手に、新たなステージへ、気高く、羽ばたこうとしている。
□三原羽衣(みはら・うい)2002年9月22日生まれ、兵庫県出身。第7回日本制服アワード(20年)でグランプリを受賞。ABEMAの恋愛リアリティーショー『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』(22年)への出演でブレイクし、SNS総フォロワー数200万人超を誇る。女優としてもMBSドラマ『犬と屑』(23年)でのヒロイン役や映画『みーんな、宇宙人。』(24年)など話題作に出演。映画『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』(26年)では映画初主演を務め、全編NYロケに挑んだ本作で第29回ファンタジア国際映画祭「最優秀演技賞」を受賞する快挙を達成した。
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