J.Y. Park、初コラボの愛弟子スキズI.Nをサプライズ祝福 2時間半で圧巻33曲&日本語MC【ライブレポート】

韓国芸能事務所・JYPエンターテインメントの創始者で、音楽プロデューサー兼アーティストのJ.Y. Parkが5日、東京・Kanadevia Hallで『J.Y. PARK CONCERT ‘HAPPY HOUR' IN JAPAN』を開催した。2時間半、ノンストップで歌唱、ダンス、演奏、日本語でのMCを展開。ゲストで駆けつけたStray KidsのI.Nとの初コラボパフォーマンス、J-POPカバーも含めて全33曲を披露した。

Stray KidsのI.N(右)に温かい眼差しを向けるJ.Y. Park【写真:田中聖太郎】
Stray KidsのI.N(右)に温かい眼差しを向けるJ.Y. Park【写真:田中聖太郎】

東京・Kanadevia Hallで単独コンサート

 韓国芸能事務所・JYPエンターテインメントの創始者で、音楽プロデューサー兼アーティストのJ.Y. Parkが5日、東京・Kanadevia Hallで『J.Y. PARK CONCERT ‘HAPPY HOUR’ IN JAPAN』を開催した。2時間半、ノンストップで歌唱、ダンス、演奏、日本語でのMCを展開。ゲストで駆けつけたStray KidsのI.Nとの初コラボパフォーマンス、J-POPカバーも含めて全33曲を披露した。(取材・文=近藤加奈子)

 開始時刻になり、J.Y. Parkは歩いてステージに登場した。観客が驚いていることを確認すると、「僕がこうやって歩いて出てきたからびっくりしましたよね。今回は皆さんと近くで意思疎通のできるコンサートにしたくて」と話し、アコースティックギターの弾き語りを開始。自身が作曲したWonder Girlsの『Nobody』を歌唱した。ダンサーやバンドをつけず、ギターの音色と歌だけで観客との「心の距離」を近づけた。その後に言った。

「僕が作ったダンス曲の中で、日本で一番広く知られた曲をお聴かせします」

 弾き始めたのは『Make you happy』。2020年、JYPエンターテインメントが手掛けたグローバルオーディションプロジェクト「Nizi Project」で誕生したNiziUのプレデビュー曲だ。会場は歓声に包まれ、コール&レスポンスもバッチリ。J.Y. Parkは高速ラップも含め、1人で全パートを歌い上げた。そして、伝えた。

「今日は僕が歌った曲、もしくは作った曲を中心にお聴かせしますが、例外があります。それは80年代J-POPです」

 直後にステージの幕が上がり、ビッグバンドが登場。頭上に輝くミラーボール、赤を基調とした色使いなど、1980年代の歌謡ステージのような雰囲気で井上陽水の『リバーサイド ホテル』を歌唱した。『FEVER』では、心地良いジャズのリズムに合わせ観客が「フィーバー」と連呼。そんな空気感の中、J.Y. Parkは女性ダンサーとペアダンスを披露した。そして、踊りながらも全くブレない歌声で観客をひきつけた。

 この後には「皆さん、2AMとRainという歌手を知っていますか?」と問いかけ、「2AMのデビュー曲『This Song』とRainと僕が一緒に歌った『Switch To Me』を歌いますが、2曲とも数人のメンバーで歌う曲なので、僕と一緒に歌ってくれるゲストをお呼びしました。でも、2AMのバラードとRainの力強いパフォーマンス、両方ができる歌手を見つけるのが簡単ではなかったんですけど、見つけてきました。楽しみにしていてください」と伝えた。

J-POPを含めて2時間30分のステージを展開【写真:田中聖太郎】
J-POPを含めて2時間30分のステージを展開【写真:田中聖太郎】

 高まる緊張と興奮の中、登場したのはI.N。『This Song』を歌いながら姿を見せた。艶やかな黒のスーツにサラサラヘアで、大人びた雰囲気。グループ最年少とは思えない色気をまといながら、J.Y. Parkとのハーモニーを披露した。ダンス曲の『Switch To Me』では、I.NがJ.Y. Parkを押しのけるような動きで観客を沸かせる一幕もあった。そして、2人でキレッキレのダンスパフォーマンスを繰り広げ、最後は熱いハグ。その後に2人のトークが始まった。

I.N「こんばんは。Stray Kidsの末っ子I.Nです。J.Y. Parkさんの日本公演のステージに立つことができて本当に光栄です。餅ゴリともちもちパンのコラボですね。呼んでくださり、ありがとうございます」

J.Y. Park「Stray Kidsを作るリアリティーショーを一緒に撮影したのが2017年だから、もう9年前ですね。でも、今はこうやってグローバルな歌手として成長して本当に誇らしいし、今日僕とファンの皆さんのためにここまで来てくれて本当に感謝しています。僕たち2人で舞台に立ったのは、初めてでしたけど、どうでしたか?」

I.N「PD(J.Y. Park)さんと歌うことが初めてだったのでとても緊張しましたが、PDさんとここにいる皆さんと楽しむことができたと思います。練習生の時は、こんなことができるなんて夢にも思いませんでした。こんな風にご一緒できて不思議ですし、とてもうれしいです。僕は小学生の時に2AM先輩と2PM先輩の曲が大好きでファンでした。特にその中でも『This Song』が本当に好きだったんです。だから、とても不思議な感じでした。今日は呼んでくださり、ありがとうございました」

 そして、J.Y. Parkが「今日、何日か知ってる?」と質問した。I.Nが「2月5日」と返し、J.Y. Parkが「3日後はどうなる?」と再質問。これにI.Nのファンが歓喜した。8日がI.Nの誕生日と知っているからだ。

 そのまま、観客が「Happy Birthday to You」と声を合わせると、2人のキャラクターが装飾されたバースデーケーキが登場。I.Nはこのサプライズを喜び、「本当にかわいいですね!」と声を弾ませた。

 その光景に目を細めていたJ.Y. Parkは、さらなるサプライズを用意していた。「先日、僕が一つ靴を買ったんですけど、履いてみたらそれに惚れ込んでしまい、もう一つ買ったんです」と言い、I.Nにスニーカーをプレゼント。I.Nが「練習している時にPDさんがこれを履いていてすごく素敵だなと思っていたものなんです」と明かすと、「2つ買っていたんだよ」と言い、柔らかな笑みを浮かべた。

 感激しきりのI.Nは客席を背にした記念写真に納まり、「皆さん本当にありがとうございます。今日は最高の誕生日プレゼントとなりました」と言い残してステージを後にした。

 ソロステージに戻ったJ.Y. Parkは、2PMの『Again & Again』を披露した後のMCで観客に問いかけた。

「多くのアーティストを皆さんが熱く応援してくださったので、僕は勇気を出して日本人メンバーが3人いるグループを作ることになります。そのグループの名前は……」

観客にマイクを向けるJ.Y. Park【写真:田中聖太郎】
観客にマイクを向けるJ.Y. Park【写真:田中聖太郎】

アンコールで70~80年代のJ-POP

 観客が「TWICE!」と即答すると、「彼女たちは誇らしく日本で最高なだけでなくて、世界的なアーティストになりました」と話し、TWICEの『Feel Special』『Alcohol-Free』『What is Love?』を作曲家バージョンでパフォーマンス。女性特有のしなやかな動き、キュートなポーズも完ぺきに決めてみせた。歌唱後に「かわいかったですか?」と問いかけると、本気の「かわいい!」が続出した。

 『I have a lover』ではファンをステージに上げ、ソファで密着しながらパフォーマンス。歓声が止まない中、最後にバラの花を渡してみせた。そして、最後のMCでは「僕がデビューしたのが1994年だから32年が過ぎました」と実感を込めた。そして、ファンとあらためて約束した。

「皆さんにいつも約束しているように還暦の時、最高のダンスと歌をお見せします。でも、還暦と言ってもあと5年しか残ってないです(笑)。皆さんあと5回僕のコンサートに来てくれますか? 約束ですよ。来年もこうやって皆さんを待っています」

 大きな拍手を受け、本編ラストで『Don’t leave Me』を披露。JYPエンターテインメント合同コンサートの『JYP NATION』さながらの盛り上がりとなっk。

 アンコールでは70~80年代のJ-POPを届けた。サングラスを掛けて鈴木雅之の『め組のひと』を歌唱。自身が「影響を受けた」と公言している桑田佳祐の『悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)』を歌った際は、ステージを降りてファンとハイタッチもしてみせた。続けてチェッカーズの『Oh my Julia』を歌い、サザンオールスターズの『いとしのエリー』で感動的なフィナーレとなった。人々を喜ばせ続けるJ.Y. Parkならではの2時間半。これからのステージ、還暦パフォーマンスも楽しみで仕方ない。

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