ブラザートム、“お蔵入り”回避で映画公開に感慨深げ「エンタメが衰退しないように」
俳優のブラザートムが6日、都内で行われた「渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by 『とんかつ DJ アゲ太郎』」イベントに登場し、今月30日に公開される自身の出演映画をPRした。
映画「とんかつ DJ アゲ太郎」公開記念イベントで感謝「スタッフの方、ありがとうございます」
俳優のブラザートムが6日、都内で行われた「渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by 『とんかつ DJ アゲ太郎』」イベントに登場し、今月30日に公開される自身の出演映画をPRした。
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映画「とんかつ DJ アゲ太郎」の公開を記念して、ロケ地である渋谷にキャストが集結。DJ KOOによる“アゲアゲ”なDJパフォーマンスから始まったイベントに登場したブラザートムは「口に出せること、出せないこともいっぱいある中でこうやって公開できる。本当によかった」とあいさつ。出演者に名を連ねた伊勢谷友介被告が大麻取締法違反で逮捕・起訴されたことから、一時は同作の公開も危ぶまれたが、無事に公開される運びとなった。ブラザートムは「今、とてもエンタメが落ち込んでいます。1本でも多く映画を配信できること、出せること、それは本当にいいこと。スタッフの方、ありがとうございます」と頭を下げた。
渋谷にある老舗とんかつ屋の三代目で、DJを目指す主人公・アゲ太郎の父親を演じたブラザートムは「1日に200枚くらい揚げた」と裏話を披露。舞台となった渋谷の思い出を問われると「渋谷は若くて、金は持ってないけど夢だけ持っているやつらがいっぱいいる、本当にいい街で。六本木、新宿とはまた違う新しい文化を持とうとしている街だった」と、数十年前の渋谷の様子を振り返った。
締めのあいさつでマイクを握ったブラザートムは「DJをやっているクラブとかエンタメがあまりよくない状況。ある事件の(後の)1本目に出る映画だということがあったりしながら、皆さんに見ていただけることになるんでしょうけど、できる限りエンタメが衰退しないようにしていきたい」と、お蔵入りの危機やコロナ禍を乗り越えての公開に感慨深げだった。
映画「とんかつ DJ アゲ太郎」は30日から全国ロードショーされる。