寛一郎は「佐藤浩市に似ている」 河瀨直美監督が印象明かす「言葉を出される雰囲気が」

俳優の寛一郎が6日、都内で行われた映画『たしかにあった幻』(河瀨直美監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

舞台あいさつに登壇した寛一郎【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した寛一郎【写真:ENCOUNT編集部】

映画『たしかにあった幻』初日舞台あいさつ

 俳優の寛一郎が6日、都内で行われた映画『たしかにあった幻』(河瀨直美監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

 本作は、「愛のかたち」と「命のつながり」をモチーフにして、日本の失踪者と心臓移植の現実を重ねて描く珠玉の人間ドラマ。『ファントム・スレッド』(2017)、『蜘蛛の巣を払う女』(18)などで知られるルクセンブルク出身のヴィッキー・クリープスが主人公・コリーを演じている。

 河瀨組初参加で、コリーが屋久島で運命的に出会う謎めいた青年・迅を演じた寛一郎は、撮影を振り返り「この仕事を始めて今年で10年くらいになるのですが、デビュー作のような、自分が10年で培ってきたものを捨てなきゃいけないときもありました。裸のまま出るじゃないですけど、デビュー作のような気持ちで挑ませていただきました」と感慨深げに語った。

 河瀨監督が「(寛一郎の祖父)三國連太郎さんが見たらどう思うかな?」と尋ねると、「どう思うんですかね……。そのむちゃぶり難しいですね」と苦笑。「(父の佐藤)浩市が見たら、どうかな?」という質問には、「親父が見たら……、『大変だったな』くらいじゃないですかね」と答えを振り絞った。

 また河瀨監督は、寛一郎について「初めてお会いした時に佐藤さんに似ているなと思いました。仕草とか言葉を出されるときの雰囲気が似ているなと思ったんですけど、まったく違うものを持っている。この人にかけてみようと思いました」と言及。「例えば英語を即興的にネイティブに近いような形で出せる器用さを持っていたり、フランス語も含めて、音楽的な言語のセンスみたいなものが出せる人だと思っています」と称賛した。

 舞台あいさつには、河瀨監督、岡本玲、松尾翠、中村旺士郎、中野翠咲も登壇した。

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