31日からスタートする、田中圭が主演の土曜ナイトドラマ「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系、午後11時～)に、女優の松本まりかが出演することが決定した。圧倒的な演技力から“憑依型女優”と称賛される松本は、田中演じる主人公・義澤経男の恋人役を務める。

　同ドラマは、田中演じる“恐怖の進学校教師”が高IQ生徒たちに命を狙われるというセンセーショナルな物語。ヒットメーカー・鈴木おさむ氏によるオリジナル脚本作品であり、山田裕貴や高橋文哉、久保田紗友など旬のキャストが参加することが続々と解禁され、放送を前にその期待値は加速度が増している。

　松本が演じるのは、義澤(田中)を深い愛情で包み込む高校教師の前野静。義澤が赴任する3年D組は、親の権力を笠に着てクラスを牛耳る生徒たちが、ほかの生徒たちに命じて教師を追い詰め、壊れていく姿をゲームに興じるかのごとく楽しんできたクラス。そんな戦慄の教室で、義澤は強烈な笑顔を浮かべながら生徒を“指導”していくが、静といるときはまったくの別人のよう。心の底から無邪気に笑い、恋人同士の穏やかで優しい表情を見せる。生徒からの魔の手が迫る義澤、そして恋人の静にも危険が及ぶ……!?　松本演じる静が、義澤と生徒たちの壮絶なバトルにどう関わっていくのか、展開が見逃せない。

　松本が鈴木おさむ氏脚本の連続ドラマに出演するのは、「奪い愛、夏」(ABEMA/2019年)に続いて2作目。松本は脚本について「普通ならクライマックスまで引っ張ってもおかしくない展開を、ドラマが始まってすぐ出してしまうのは衝撃。鈴木おさむさんの中にはまだまだたくさんの “手札”があるんだと思います」と、すっかり“鈴木おさむワールド”に引き込まれた様子だ。

　劇中には、義澤と静の“甘いシーン”も挿入される。松本は「デートの場面では思いっきり“甘々”のやりとりをします(笑)」と語り、緊張感が漂う物語の中、恋人たちのやりとりがほっと一息つくようなシーンになることを明かした。

　無限ともいえる演技力でキャラクターに厚みを加え、“怪演系女優”“憑依型女優”の名をほしいままにしてきた松本が、学園サスペンスドラマで“新たな顔”を見せる。