やす子を救った“先輩”ザコシの金言 ネタを飛ばして涙、200万円借金も「全て『ええやん』と思えた」
お笑い芸人のやす子が、30日に初の書籍『靴下はいつもあべこべ はい~』(主婦と生活社)を発売。同書では、「コンプレックスだらけでネガティブだった」と振り返るやす子が、さまざまな出会いと経験を重ねて気づいた「ハッピーに生きるための“やす子的ゆるメソッド”」を解説している。ENCOUNTはこの機に本人をインタビューし、そのハッピーマインドに迫った。

人生初の書籍発売は「夢のような気持ち」
お笑い芸人のやす子が、30日に初の書籍『靴下はいつもあべこべ はい~』(主婦と生活社)を発売。同書では、「コンプレックスだらけでネガティブだった」と振り返るやす子が、さまざまな出会いと経験を重ねて気づいた「ハッピーに生きるための“やす子的ゆるメソッド”」を解説している。ENCOUNTはこの機に本人をインタビューし、そのハッピーマインドに迫った。(取材・文=イシイヒデキ)
――『JUNON』で連載中のエッセー漫画も収録された初書籍となりますが、書籍化が決まった際はどんな気持ちでしたか。
「絵を描くことが好きだったので連載が始まった時もうれしかったですし、書籍になると思いもしなかったので夢のような気持ちになりました。本のサイズ、表紙、字体、すべてが愛おしくて、このうれしさは今まで感じたことがない初めての感覚です」
――タイトルに込められた意味を教えてください。
「キャパオーバーになりそうなくらい忙しかった時に、『靴下をそろえて履いている場合じゃない』と思い、乾いたものから適当に履き始めたのですが、それから『全部を完璧にしなくてもいいんだ』と心に余裕を持つことができました。優先順位の低いものから諦めていこうという気持ちになるきっかけになった出来事をタイトルにしました。ズボラですいません(笑)」
――売れっ子になった今も仕事で落ち込むことがあるそうですが、どのようにして立ち直っているのでしょうか。
「自分の機嫌の取り方リストを作っていて、それを上からやっていきます。落ち込むと食器を洗うのもめんどくさくなってしまうので、紙皿や紙コップを使って食事が終わったらすべて捨てて、ストレスを減らしています。あとは、猫を吸ったり、顔をうずめたりしています」
――猫を吸うですか! 元保護猫のアビシくんですよね。一緒に暮らし始めて、どのような変化がありましたか。
「仕事へのモチベーションが上がりました。『自分が頑張らないと猫ちゃんのご飯が無くなってしまう!』という考えになりましたし、落ち込んで帰っても、猫ちゃんが迎えてくれるのでハッピーな気持ちになります」
――植物にも囲まれて生活しているそうですね。
「レモンの木、オリーブ、ブルーベリーなどを育てていて、水をあげている時間も嫌なことを忘れられて、心をリフレッシュすることができます。魚ちゃんの家族もたくさんいて、水槽は5個くらいあります。もともとはネガティブキャラだったのですが、明るくなったのは動物や植物に囲まれて生活をするようになってからです」
――ハッピーに生きるための“ゆるマインド”でお勧めしたい方法を教えてください。
「つらいことがあった時は、踊りまくって開き直る。家で好きな音楽をかけて自由にダンスしていると、だんだんくだらなくなっていつの間にか笑顔になります」

夢は「動物の保護施設を作りたい」
――現在はどんな時に幸せを感じますか。
「けがなく仕事をいただけている毎日に幸せを感じています。本を出版できることも、直近で一番うれしい出来事です。初めて手に取った時は、『私のような人間でも本を出せるんだ』と感慨深く、周りの人への感謝の気持ちでいっぱいになりました」
――本書で先輩芸人からのアドバイスも紹介していましたが、心を救われた言葉を一つ教えてください。
「ネタを飛ばしてステージで泣いてしまったことがあるのですが、ハリウッドザコシショウさんに『それも全部ネタになるからええやん』『笑いに変わったらええやん』と言っていただきました。今でもすごくいい言葉だと感じています。仕事で失敗しても、コロナ禍に無収入になって200万円の借金をしても、全部エピソードトークになっているので、全て『ええやん』と思えます」
――ブレイクから5年が経った今、芸人としてはどんな目標がありますか。
「体を張ったお仕事がしたいです。可能な限りで危険なことにもチャレンジしたいと思っています。いただいたお仕事を精いっぱい頑張って、『30代、40代は、どうなるんだろう?』と感じられる今を幸せに思っていて、自分がどこにたどり着くのかが楽しみです。現実主義なところがあるので、自分に期待しすぎず、コツコツやっていきたいです」
――幸せな未来を迎えるために、叶えたい夢を教えてください。
「動物の保護施設を作りたいと考えています。人が集まれる場所を作って、保護動物の存在をたくさんの人に知っていただける活動をしたいです」
――あらめて、この本をどんな人に読んでほしいと思っていますか。
「少しでもやす子に興味のある方に読んでいただけたらうれしいです。『やす子って、実はこんな人なんだ』と感じていただける一冊だと思いますし、何かに迷っている方も、ぜひ読んでください。恐縮です。はい~」
□やす子(やすこ) 1998年9月2日、山口県宇部市出身。2017年から陸上自衛隊に勤務し、現在も予備自衛官として従事。19年にお笑い芸人としてデビューし、日本テレビ系『おもしろ荘2021新年SP』から注目された。24年には同局系『24時間テレビ47』で、「全国の児童養護施設に募金マラソン」に挑戦し、計81キロを完走。現在は、日本テレビ系『ヒルナンデス!』、テレビ朝日系『三村やす子のバズマンTV』などに出演。血液型A。
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