又吉直樹、相方・綾部と「連絡は取っている」 金銭の貸し借りは基本NGも「綾部だったら考えるかも」

作家でお笑い芸人の又吉直樹が27日、都内で行われた新作長編小説『生きとるわ』発売前日記者会見に出席した。

発売前日記者会見に出席した又吉直樹【写真:ENCOUNT編集部】
発売前日記者会見に出席した又吉直樹【写真:ENCOUNT編集部】

新作長編小説『生きとるわ』を発売

 作家でお笑い芸人の又吉直樹が27日、都内で行われた新作長編小説『生きとるわ』発売前日記者会見に出席した。

 小説『生きとるわ』は、又吉にとって『人間』以来6年ぶり、デビュー作で芥川賞を受賞した『火花』から10年後に書き上げた小説。阪神タイガースが優勝した2023年大阪・道頓堀を舞台に、公認会計士として傍目には順調な生活を送っている主人公が、高校時代の仲間だった男と再会し、500万円を貸したことから、ドツボにハマっていく姿を描く。

 執筆まで約2年をかけた出来上がった小説。又吉は「時間をかけて書いてきたこともありますし、自分の中では重要な作品ができたなと思います」と語り出すと「自分がやってきたお笑い芸人の活動と、文筆業が初めて合わさって作れた話でもあるのかなと思いました。『火花』を書いた10年前よりは成長していると思います」と位置づけを述べる。

 公認会計士が主人公の作品。又吉は「お金が需要なテーマの小説。僕はお金が関与しないところでロマンを求める人間に美しさを感じるのですが、お金が絡んだ瞬間に自我が崩壊してみっともなくなってしまう人間らしさにも魅力を感じてしまうんです。そんな人間を描く上で、お金というものを取り込んだらどうなるのかなというのがきっかけです」と理由を明かす。

 また相方で、現在アメリカで活動中のピースの綾部祐二に「読んでもらうのか?」と質問が飛ぶと、又吉は「連絡は取っています。過去にも何度も言っていますが、綾部さんは本が読めないんです。本人曰く、領収書がギリギリ。読めないと思うので、今度会ったとき、口頭で内容を伝えようと思っているんです。昔から、先輩に『この本を読んだら?』と言われると、綾部は僕のところに持ってきて『読んで』と言って、僕が読んで内容を伝えていたんです。今回もそうやろうかなと。2時間ぐらいでじっくり内容を伝えたい」と語る。

 主人公は500万円を貸してしまうが、又吉は「僕はお金の貸し借りをしないと決めているので、基本的には貸さないですね」と笑うと「綾部さんなら?」と問われ「相方なので綾部だったら考えるかもしれません」と発言していた。

『火花』から10年。又吉は「20歳のころからエッセイなど書き続けていたからこそ『火花』は生まれた。でも今振り返るとめちゃくちゃ運がいいんだなと思っています。新刊を発売するとき、なかなかこうしてたくさんの方々に集まってもらえることはない。それは芸人として相方と一緒に活動して吉本の舞台に立っていたからこそだと思う。そのことは10年前よりも今のほうが実感しています」と振り返っていた。

 また、もし実写化したら誰に演じてもらいたいかという問いに、又吉は「30代の主人公を30代が演じるのは普通なので、思い切って明石家さんまさんに演じてもらいたいですね。小説と映像が全く違っても面白いかと思います」と発言して会場を笑わせていた。

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