宮本亞門、引きこもりは「自分を守るための決断」 演劇との出合いが転機「まずは自分の好きなことを」
演出家の宮本亞門氏が24日、都内で行われた「ひきこもり VOICE STATION フェス」のファシリテーターとして、山田ルイ53世(髭男爵)、インフルエンサーのまいきちと共に出席した。

「ひきこもり VOICE STATION フェス」
演出家の宮本亞門氏が24日、都内で行われた「ひきこもり VOICE STATION フェス」のファシリテーターとして、山田ルイ53世(髭男爵)、インフルエンサーのまいきちと共に出席した。
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「ひきこもり VOICE STATION フェス」は、全国推計146万人(内閣府調査)いるといわれている、日々生きづらさを抱えて自宅にひきこもっている人たちへ、厚生労働省が“ひきこもりに関する地域社会に向けた広報事業”として行っている活動の集大成となるイベント。
宮本氏は、当プロジェクトでクリエイティブプロデューサーを務めているが、自身も高校生の時、引きこもりをしていた時期があったと明かすと「いまでも演出をやっている自分に自信がなくなって引きこもってしまうことがあるんです。高校生のとき、どうしても家から出られなくなって、親と壮絶なやり取りをしたことが、いまでもふと思い出すんです」と語った。
宮本氏は、当時を振り返り「初恋をしてもすぐに失恋してしまったり、マイナスなことがずっと続いていた」と語ると、「僕は演劇と出合ったことが転機になりました。『他人にどう認められるか』ではなく『まず自分が好きなことをやってみよう』と思えたことで、演劇に楽しみを見いだすことができました」と語る。
昇り調子になっていたと思われた人生。しかし舞台のオーディションに合格して「やってやるぞ!」と思ったときに母親が突然亡くなったり、ニューヨークで舞台の稽古をしていた最終日に「9.11(アメリカ同時多発テロ)」が起こり、舞台が上演できるかどうかの瀬戸際になりパニックになったりと、壮絶な経験をしてきたという宮本氏。
そんなときでも、母親の死が「もう甘えている場合じゃない。お前はしっかり生きろ」と訴えかけているように感じたという宮本氏は「一生懸命生きてみよう」と決意したという。
その後も、タイに事務所の人と行った際に、車が突っ込んできて15メートルほど吹き飛ばされ、何十針を縫う大けがをするなど、波瀾万丈な人生だったというが「淡々と同じ時間が過ぎていくのではなく、振り子のように大きく揺れながら、いろんなことを経験したいという思いが心の奥底にあったのではないかと思うようになったんです。この年齢になってしみじみと思えるようになりました」と語ると、「引きこもりは自分を守るために、行くべきではないと決めた行動。その決断は素晴らしいことです」と思いを伝えていた。
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