尾野真千子、出演作の台本は「全部取ってある」 唯一の“紛失”はデビュー作「ないの!」

俳優の尾野真千子が22日、都内で行われた映画『たしかにあった幻』(2月6日公開、河瀨直美監督)の完成披露上映会に登壇し、デビュー当時を振り返る場面があった。

イベントに登壇した尾野真千子【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した尾野真千子【写真:ENCOUNT編集部】

「真千子ってさ、主役以外やるの?」から河瀨監督と再々タッグ

 俳優の尾野真千子が22日、都内で行われた映画『たしかにあった幻』(2月6日公開、河瀨直美監督)の完成披露上映会に登壇し、デビュー当時を振り返る場面があった。

 同作は「愛のかたち」と「命のつながり」をモチーフに、日本の失踪者と心臓移植の現実を重ねて描く人間ドラマ。神戸の臓器移植医療センターで働く主人公のコリーを演じたのは『ファントム・スレッド』(2017年)や『蜘蛛の巣を払う女』(18年)などで知られるルクセンブルク出身のヴィッキー・クリープスだ。そして、弁当屋として病院にお弁当を届けるめぐみ役を尾野、元捜査一課の刑事で現在はめぐみの弁当屋を手伝う亮二を北村一輝が演じる。

 尾野の俳優デビュー作は、河瀨監督の映画『萌の朱雀』(1997年)で、その10年後に映画『殯の森』(07年)で再タッグを組んでいた。今回、再々タッグを組んだ尾野は「あるとき、河瀨監督から連絡がありました。『真千子ってさ、主役以外やるの?』って。『やるし!』と言って、そしたらこのお話が来た」と出演の経緯を告白。実際にロケで使用する家に住むなど役を積みあげる「役積み」を大切にする河瀨監督の撮影には「やると決まったからには、ご存知の通り恐怖の日々が始まる」と恐れていたことを明かし、現場入りの時の心境を「身1つでいくのが正解だと思って、挑みました」と回顧した。

 この日は、同作のタイトルと、キャッチコピー「姿は消えても、心にはずっと」と絡め、「人生で大切していること、心にずっと残っているもの」をテーマにフリップで回答する企画を実施。尾野は「台本」と発表し、「撮影が終わったら台本を捨てられる方もいますが、私は全部取ってある。日々スケ、総スケも。だから、押入れパンパン」と打ち明けた。しかし、デビュー作の『萌の朱雀』は「ないの!」と言い、「台本の読み方が分からなかったから読んでなくて、河瀨監督に『次のシーンは何撮るの?』って聞いてやっていた。だからないのかも。お母さんが取ってあるかもしれないけど、わかれへん」と当時を振り返っていた。

 完成披露上映会には、北村、永瀬正敏、河瀨監督も出席した。

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