山口乃々華、感極まる作曲家のハプニングに“神対応” 4年ぶり『SERI』上演は「心から光栄」
俳優の山口乃々華、ジェイミン、坂田隆一郎、山本涼介、豊田エリー、平野綾らが14日、都内の渋谷・伝承ホールで『conSept2026:シーズンReBORN』の合同取材会に出席した。こだわりの舞台や映像コンテンツを企画プロデュースするconSeptが、ミュージカル『SERI~ひとつのいのち2026』、『誰かひとり / 回復する人間』、『シルヴィア、生きる』の3作を2月から3か月連続で上演する同企画。この日は約100人のオーディエンスを前に3作の出演者やクリエイター総勢24人が集まり、意気込みを語った。

豊田エリーにはバースデーサプライズ 『conSept2026:シーズンReBORN』合同取材会
俳優の山口乃々華、ジェイミン、坂田隆一郎、山本涼介、豊田エリー、平野綾らが14日、都内の渋谷・伝承ホールで『conSept2026:シーズンReBORN』の合同取材会に出席した。こだわりの舞台や映像コンテンツを企画プロデュースするconSeptが、ミュージカル『SERI~ひとつのいのち2026』、『誰かひとり / 回復する人間』、『シルヴィア、生きる』の3作を2月から3か月連続で上演する同企画。この日は約100人のオーディエンスを前に3作の出演者やクリエイター総勢24人が集まり、意気込みを語った。
山口が主演する『SERI~ひとつのいのち2026』は、目も鼻もない状態で生まれた女の子・千璃(せり)と彼女の母・美香による8年間の戦いをつづった実話に基づく物語。2022年に初演され、4年ぶりに2026年版の上演が決定した。異国の地で働くキャリアウーマン・倉本美香氏の実体験を記した原作『未完の贈り物』は、母親視点からの手記で千璃を取り巻く8年間をつづっているが、本作は視点を原作者から娘の千璃に切り替え、彼女が感じたであろう痛みや喜び、苦しみ、言葉ではない父と母との対話などを表現する。
山口は「初演に続き、またこうして千璃ちゃんの役を任せてもらえること、本当に心から光栄だなと思っています」と喜び、「とっても難しい役ではありますが、プロフェッショナルの皆さまのお力をお借りして、より色とりどりな、カラフルな作品になるんじゃないかなと楽しみにしています」と語った。
4年前の初演について「私の中でもとても大切な作品です。皆さんに笑顔で帰ってもらえることがうれしくて、反響はとてもよかったんじゃないかと自画自賛しています」と振り返り、「原作者の美香さんにもとても喜んでいただけて、『こんなふうに千璃が思っていたかも……と知れてとてもうれしい』と楽屋で言っていただいた」と明かした。
母親役のジェイミンは、「私は韓国人で、日本で日本語のミュージカルをするのは初めてです」と日本語で語り、「自分の人生で激しい挑戦なのですが、やってみたいと思えたのはこの作品の力。言葉が難しいですが、それを超えられるように、美香になってこの作品のメッセージを届けたいです」と意気込んだ。父親役の坂田は、「ついに父親役をやる年齢になったか」とはにかむと、「センシティブな内容なので、みんなで悩みつつ苦しみもがいていくけれど、見終わった後に明日の自分に向かって何か大切な、言葉では表せない気持ちを持って帰れる作品になると思います」と魅力を語った。
作曲を担当した桑原まこ氏は、「SERIの曲を書き始めたのは、4年前のちょうど春からで……」と振り返りながら感極まり、涙があふれるとコンタクトレンズが取れてしまうハプニングが。「コンタクトつけてもいいですか?」と涙声で語ると、すぐさま山口が桑原の姿をカメラから隠すようにガードするなど神対応。連携したチームプレイを見せた。
『誰かひとり / 回復する人間』は、「ノーベル文学賞」をテーマに日本初演となるヨン・フォッセの最新戯曲『誰かひとり』と、まだ一度も戯曲化されたことのないハン・ガンの短編『回復する人間』をダブルビルで上演する。
『誰かひとり』で主演する山本は、「ヨン・フォッセさんの『誰かひとり』は、最初に台本を読ませていただいた時から、今まで僕が読んだことのない台本の書き方だったんです。本当に詩のような感じで、ト書きもなく、句読点も全然ないような台本で」と驚きを告白。「そのセリフというか、テンポ感が大事なんじゃないかなと感じたので、そのテンポやズムを大事にしながら、そこからあふれ出る感情を大事に演じて、自分の役割を全うできたらなと思っています」と意気込んだ。
『回復する人間』の主演の豊田は、「どちらも日本初演となるのでワクワク感があります。どちらも哲学的で、内面の揺らぎを描き出す作品。私たちの体を通して、演劇作品としてどう立ち上がってくるのか、私自身も楽しみにしています」と語った。この日は豊田の誕生日。演者からサプライズで花束が用意され、バースデーソングを歌われると、豊田は笑顔で花束を受け取り喜んだ。
『シルヴィア、生きる』は、30歳で夭折し、死後にピューリッツァー賞を受賞したアメリカの女性作家シルヴィア・プラスの人生を題材にしたミュージカル。シルヴィア役で主演する平野は、「彼女は若くして、自分の人生に決着をつけました。それは決して悲観的な部分だけでなく、彼女にとっては『生き直す』『生まれ変わる』という意味で、とても大切な方法だったと伺っています」と語り、「私も役者として、表現することを追求し、諦めずに最後まで彼女の人生を作品の中で生き抜きたいと思っております」と決意をあらわにした。
この日は約100人のオーディエンスを前に、『SERI~ひとつのいのち2026』の劇中歌の『SERI~ひとつのいのち』、『回復する人間』の朗読劇の一部、『シルヴィア、生きる』の劇中歌『詩は私そのもの』を披露した。
あなたの“気になる”を教えてください