羽田美智子が伝授する「幸せを見つけるコツ」 デビュー32年目で気付いたこと

今年52歳を迎えた女優の羽田美智子の4年ぶりとなる新刊エッセー「羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方」(宝島社)が9日、発行される。デビュー32年目の羽田が、日々大事にしている日本の自然や文化、四季の移ろい、これまでの仕事の中での出会いや思い出を語り、自ら実践している衣食住の工夫を紹介している同書。“52歳で人生が一度リセットする”という独特な人生観を持つ羽田が、同書の内容と50代を迎えた今の幸せについて、ENCOUNTのインタビューに応じた。

羽田美智子が50代を迎えた今の幸せについて語った【写真:荒川祐史】
羽田美智子が50代を迎えた今の幸せについて語った【写真:荒川祐史】

単独インタビューで直撃 なぜこのタイミングでエッセー出版?

 今年52歳を迎えた女優の羽田美智子の4年ぶりとなる新刊エッセー「羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方」(宝島社)が9日、発行される。デビュー32年目の羽田が、日々大事にしている日本の自然や文化、四季の移ろい、これまでの仕事の中での出会いや思い出を語り、自ら実践している衣食住の工夫を紹介している同書。“52歳で人生が一度リセットする”という独特な人生観を持つ羽田が、同書の内容と50代を迎えた今の幸せについて、ENCOUNTのインタビューに応じた。

 あまり耳なじみのない“人生52年説”は、羽田が30代の時、仕事で訪れた米ニューヨークで年上の女性たちのグループから教わったもの。「一回り上のお姉さんたちと仲良くなって、「52歳で人生の大きな周期が終わる」というのを教わったんです。もともとはマヤ文明の考え方で、マヤ歴では13年を一周期と捉え、それが4回重なるのが52年目。その時期に家族のカルマが収束したり、亡くなられる方も多いんだって。当時は意味もわからないまま信じていて、自分がちょうど52歳を迎える今年、人生の一つの区切りとしてこの本を出版できたらいいなと思って」とこのタイミングでの出版に至った経緯を語る。

 20歳でのデビューから走り続けてきた芸能界。タイトルにある「小さな幸せ」の形にも、年を重ねるごとに変わるものと、変わらないものがあったという。

「幸せは探すものでなく見つけるものだと分かっていても、私自身いまだに幸せを探してるところがあって。幸せを見つけるコツは敏感になることと小さなことから感謝すること。境遇や環境ではなく、考え方だと思うんです」

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