“逆再生”の仕掛けが話題を呼んだアニメ3選 「気づかなかった」「センスが光ってる」

さまざまな表現方法で視聴者を楽しませてくれるアニメ作品。なかには調べないと分からない隠し要素のような表現方法も存在しており、特に大きな話題となるのが逆再生だろう。逆再生を使った表現とは、作品のオープニング(OP)やエンディング(ED)の曲、キャラのセリフを逆再生することによって、作中の様子や今後の展開などを隠している手法だ。

調べないと分からないような“逆再生”も?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
調べないと分からないような“逆再生”も?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

ファンが大絶賛した逆再生とは

 さまざまな表現方法で視聴者を楽しませてくれるアニメ作品。なかには調べないと分からない隠し要素のような表現方法も存在しており、特に大きな話題となるのが逆再生だろう。逆再生を使った表現とは、作品のオープニング(OP)やエンディング(ED)の曲、キャラのセリフを逆再生することによって、作中の様子や今後の展開などを隠している手法だ。

 たとえば、日本を代表するアニメのひとつ『ドラゴンボールZ』にも逆再生を使った仕掛けが施されている。同作の初代ED曲『でてこいとびきりZENKAIパワー!』(MANNA)は長い間起用され、摩訶不思議な曲調が同作の世界観にもマッチしているとファンから親しまれている。

 そんな同曲はイントロに呪文のような音声が入っていて、逆再生をすると「あー、この曲を作ったのは」と始まり、制作に関わった人たちの名前が聞こえてくるのだ。これは同曲を作曲した池毅氏の「イントロに呪文みたいなものを入れると面白いんじゃないか」という思いつきから始まった仕掛けで、プロデューサーやスタッフの名前を入れてみたとドラゴンボールオフィシャルサイトのインタビューで語っている。

 この試みはネット上でも「摩訶不思議な感じがマッチしていて気づかなかった! 遊び心が素晴らしい」「やることのセンスが光ってる。なかなか思いつかないよなあ」と、絶賛された。

 また、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の『ダイヤモンドは砕けない』でも面白い逆再生が仕掛けられている。『ジョジョの奇妙な冒険』では第1部の頃から特殊OPが制作されていた。そして第4部では第36話と第37話のときに、ラスボスである吉良吉影の時間を巻き戻す様子をOPアニメーションを逆再生することで表現している。

 冒頭は通常通り始まるが、すぐに登場した吉良が能力を発動させて、OPの終わりから逆再生されていく。そして一連のOPが逆再生された後、これまでなかったスタンドたちのカットが入り、冒頭の吉良が映る画像へと戻るのだ。

 この演出は話題を呼び、「逆再生によってキャラの演出が変わるの本当に良くできている」「一番最後の演出が変わって、全員が吉良を見つけたように振り向くところが好き」と、高く評価する声が止まない。

 最後は、呪いである呪霊と呪霊を祓う呪術師の戦いを描いた作品『呪術廻戦』だ。同作に登場する呪霊のひとりである花御は、謎の言語を話していて何を話しているのか分からない。しかし逆再生してみると、ちゃんと言葉になっていて何を話しているのか分かるのだ。原作では花御のセリフは謎の文字で表現されていたが、逆再生でセリフが分かるのはアニメならではの表現だろう。「全然気付かなかった」と驚きの声があがっていた。

 また、同作の第1期2クールのOP『VIVID VICE』(Who-ya Extended)でも逆再生のシーンがある。OPのラストでギターを鳴らした後、わずか数秒の間にコマ送りのような画像が流れていく。この映像をよく見てみると、同曲の映像が逆再生されているのだ。この演出について公式から明言はされていないが、ファンのなかにはOPを逆再生したときの映像こそ時系列順ではないかと考察する人もいる。

 このようにアニメのなかには逆再生が取り入れられているものもある。なかなか気付きにくい演出もあるが、発見したときには芸の細かさに思わず感動してしまうだろう。

次のページへ (2/2) 【画像】“逆再生”の仕掛けが話題となった『呪術廻戦』花御
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