志田未来、子役から駆け抜けたキャリアの転機 “不安”を払拭した20代後半「悩んでいた時期を突破できた」
俳優の志田未来が、1月13日からスタートするTBS系連続ドラマ『未来のムスコ』(火曜午後10時)で主演を務める。連続ドラマ主演で母親役を務めるのは約20年ぶり。アラサーのシングルマザー役に挑む胸中や、本作の見どころについて語った。

『未来のムスコ』で崖っぷちアラサー女性役
俳優の志田未来が、1月13日からスタートするTBS系連続ドラマ『未来のムスコ』(火曜午後10時)で主演を務める。連続ドラマ主演で母親役を務めるのは約20年ぶり。30歳を目前に夢と現実の間で揺れるヒロインに挑む胸中や、本作の見どころについて語った。
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『未来のムスコ』は、恋も仕事も夢もうまくいかず人生に行き詰ったヒロインが、未来からやってきた“息子”との出会いをきっかけに止まっていた恋や人生が再び動き出す、時を超えたラブストーリー。恋人いない歴10年、定職も貯金も彼氏もいないまま28歳を迎えた崖っぷちのアラサー女性で、俳優という夢を諦めきれずにバイト生活を送っている主人公・汐川未来を志田が演じる。
連続ドラマ主演で母親役を務めるのは、14歳で挑んだ2006年の日本テレビ系連続ドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた~』以来。当時とは異なり、突然、2036年の未来からやってきたという小さな男の子・汐川颯太(天野優)と奇妙な共同生活を始めることになるため、オファーを受けた時は「自分は母親としてしっかりやっていけるかなと不安も少し感じていた」という。
「20年前の母親役は、まだ子どもがお腹にいる状態のシーンがほとんどだったので、一緒に撮影することはほとんどありませんでした。今回は、5歳の息子が突然現れて、戸惑いから始まるので、まったく違う感覚なんだろうなとまず思いました。逆に役作りはしていなくて、段階をへて未来が成長していく姿を意識して演じています。撮影期間を通して自然と(颯太役の)優くんとも仲良くなって、未来と颯太みたいな関係性になれたらいいなと思っています。子どもが泣いていると、なんかうるっときてしまって、これってなんだか新しい感情だなと思いました」
自身が演じる主人公の汐川未来には、どんな印象を抱いたのか。
「台本を読んだ時、漫画が原作(『未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!』)なので、漫画では受け入れられるファンタジーの表現も、実際に現実世界で演じると違和感が出てきてしまうかもしれないので、そうならないように現実味を持って演じたいと思いました。未来はずっと走っている印象です。母親と『30歳までに役者として芽が出なかったら実家に戻る』という約束をして上京してきているので、本当に崖っぷちの子。バタバタとしていて、いろんなことが中途半端(笑)。まだ地に足ついてない部分を演じていけたらと思って、今は演じています」

親友役を演じる西野七瀬は「女神」
“親子”を演じる天野には、5歳ながらにプロフェッショナルを感じるという。
「優くんは子どもらしさがしっかり映像に反映されていて、お芝居お芝居していないんです。でも、スタッフさんから『こうしてね』と言われると、『分かった!』と言って、ちゃんと本番で一発OKが出るようにお芝居をするので、5歳にしてもうすごいプロだなと感じています。最初は緊張していたのか、『ヤッホー』と呼ばれていたんですけど(笑)、最近『みーちゃん』と呼んでくれるようになりました」
直近で最も印象深い出来事に挙げたのが、「オムライス事件」だ。
「優くんとはほぼ毎日会っていて、記憶が日々更新されていきます。オムライスにケチャップを好きなだけかけていいシーンで、『本番までは(ケチャップを)かけないようにね』と言われていた時もたぶんかけたくて仕方がなくて、蓋を必死に開けようとしているのがかわいかったです。本番を終えて、衣装にケチャップがいっぱい付いていて、気づいたら鼻の頭にまでケチャップが付いていて、何をしてたら鼻の頭にケチャップが付くんだろうって(笑)」
作中では、“まーくん”と呼ばれる未来の夫候補としてまったくタイプの異なる3人の男性が登場し、未来と颯太の“父親探し”が展開されていく。まーくん候補を演じるのが塩野瑛久(元恋人・吉沢将生役)、小瀧望(幼馴染で心優しい保育士・松岡優太役)、兵頭功海(未来に憧れを抱く年下男子・矢野真役)の3人だ。
「塩野さんは、私が優くんと遊んでいるとすぐに一緒に駆けつけてくれて、3人で手を繋いで『家族?』とか言ったりして(笑)、仲良く遊んでいます。子どもに対しても、現場の皆さんに対しても優しいですし、すごく気を使ってくださる方なので感謝しています。小瀧さんは、関西の方だから、結構お話しされるのかなと思っていたんですけど、静かで驚きました(笑)。兵頭さんは役についても監督と話されていたり、『もうちょっとこうした方が』とよくお芝居の話をされていて、役と向き合っていらっしゃる方なんだなと私も影響を受けています。皆さん、いろんな一面があるはずなので、これから探っていきたいです」
また、主人公の親友・今井沙織を演じる西野七瀬を、志田は「女神」と称する。
「西野さんとのシーンは私の中で癒しです。(父親候補の)男の子3人に囲まれていたり、優くんとわちゃわちゃ撮影している中で、『女神が来た!』といつも思っています。西野さんはおっとりされていて、すごく落ち着きがある方なので、その雰囲気に助けられていますし、未来と沙織の関係性もすてきなので、もっと仲良くなりたいですね」

28歳は“転機”だった
演じる未来は“定職なし、貯金なし、彼氏なし”で、長年、俳優という夢を追い続けるも、いまだ日の目を見ずバイト生活。30歳を目前に「夢を追い続ける自分」と「現実を受け入れる自分」の間で揺れている。志田は自身の28歳当時も回想した。
「私の28歳のころは、ずっと子役としてお仕事してきて、どうやって自分が大人として立ち振る舞ったらいいんだろうと悩んでいた時期を突破できたころでした。子役の時は何でも『はい!』と聞いて、自分から相談や提案をしたことはあまりありませんでした。そうすることで、わがままだと思われたりしないかなと悩んでいたのが20代前半。そこから切り替えられたのが20代後半でした」
1月13日に放送される第1話について、志田は「未来が颯太と出会うことによって、中途半端だった人生が変わって、成長していく物語でもあります。2人の関係性に注目していただきたいですし、明日から頑張ろうと誰かに思ってもらえるような温かい作品になっていると思うので、ぜひ第1話を楽しみにしていてください!」とアピールしていた。
□志田未来(しだ・みらい)1993年5月10日、神奈川県出身。2000年に6歳で芸能界入りすると、06年にはドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた~』(日本テレビ系)に13歳で主演を果たす。08年の映画『誰も守ってくれない』で、第33回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。10年のアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』では主人公・アリエッティの声優を担当した。ドラマ、映画など多数の話題作に出演。1月13日からは主演ドラマ『未来のムスコ』(TBS系。火曜午後10時)が放送される。
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