「仲良しこよしは不要」Sareeeが強烈肉弾戦で“心友”沈める 敗れたなつぽいが明かした握手拒否の真意

スターダムが12月29日、東京・両国国技館にて『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』を開催。チケットは前売りの時点で完売、当日券なしという大盛況の中、全9試合が行われた。その第5試合にはなつぽいvsSareeeという”心友”対決が組まれ、前哨戦からバチバチやり合った二人がさらにバチバチとお互いの思いをぶつけあった。

なつぽい戦を振り返ったSareee【写真:橋場了吾】
なつぽい戦を振り返ったSareee【写真:橋場了吾】

“心友”同士だからこそのごつごつとした戦いは、Sareeeが激勝

 スターダムが12月29日、東京・両国国技館にて『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』を開催。チケットは前売りの時点で完売、当日券なしという大盛況の中、全9試合が行われた。その第5試合にはなつぽいvsSareeeという”心友”対決が組まれ、前哨戦からバチバチやり合った二人がさらにバチバチとお互いの思いをぶつけあった。

 これまでは仲が良いことで有名だったなつぽいとSareeeだが、ここ最近はお互いを完全に敵視。その表れか、ゴング早々にSareeeはなつぽいをトップロープからエプロンへデッドリードライブ! いきなり大ダメージを負ってしまったなつぽいだが、何とか持ち直していく。その後、二人はごつごつとした戦いを展開に。なつぽいがマウントをとって、Sareeeの顔面を殴っていく珍しい場面も。

 Sareeeは雪崩式フィッシャーマンズスープレックス、ミサイルキック、なつぽいもぽい捨てジャーマン、場外へのプランチャなど、ダメージが残る中でも得意技を仕掛けていく。Sareeeのフットスタンプはいつもより強烈、対するなつぽいはフェアリアル・ギフト→フェアリング・リング→フェアリー・ストレインと畳みかけるも、改良型フェアリアル・ギフトはかわされる。Sareeeは強烈すぎるフットスタンプから急角度の裏投げへ。なつぽいは何とかキックアウトするも、裏投げ3連発へ。なつぽいはなんとキックアウト! リストクラッチ式裏投げが襲い掛かるも、なつぽいはフェアリーマジックへ。Sareeeはこれを凌ぎ、とどめにリストクラッチ式裏投げを発射し3カウントを奪った。

 試合後、Sareeeは握手を求めるもなつぽいは拒絶。しかしSareeeはなつぽいを抱き寄せ、何事か語りかけ「もう1回」と人差し指を立て引き揚げた。

涙ながらにSareee戦を振り返ったなつぽい【写真:橋場了吾】
涙ながらにSareee戦を振り返ったなつぽい【写真:橋場了吾】

弱音を吐きまくっていた私を知っているからこそのエールをもらった

 バックステージでSareeeは「過去、一番やりづらかった試合」と振り返る。「私の中で、なつぽいが対角にいるのは考えられないことだったので……両国国技館という大きなところで、シングルマッチで戦える日が来るとは思ってなかったです。このリングは戦う場でしょ、仲良しこよしして何が面白いの?でも、そんな中で唯一の親友ともいえるなつぽい……今日の負けで諦めるような人じゃないと、私は思っています」とコメント。

 一方のなつぽいは取材に答え、「(Sareeeは)本気でこの人を倒すという、この一点に集中してやってきたタイプだと思うんですよ。なので、やりにくいというプライベートな感情も入ってという試合は、私が知っている限りでは確かにないなと思うので無理はないなと思います。私にとっては、中野たむ、(安納)サオリ、テクラ、キッちゃん(スターライト・キッド)……本当に思い合っている人との試合が、いつも私を成長させてくれていたので、それでいったらSareeeは最適の相手でしたね。私が成長するためには、越えなくてはならない相手だったなという風に思います」とコメント。

 握手を叩いた際に何を話しかけられたかを聴くと、「スターダムでこの1年やってきて、いろいろな私を近くで見ていたからこそのエールだったかなと思います。プロレス人生でこんなに弱音を吐いたことがないというくらいだったので、その姿も見た上でリングの上でエールの言葉をくれたなと思っています」と涙ながらに話した。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください