場内からは「フワちゃん」コールも…プロレス再デビュー戦、“師匠”葉月に「完敗です」

スターダムが12月29日、東京・両国国技館にて『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』を開催。チケットは前売りの時点で完売、当日券なしという大盛況の中、全9試合が行われた。その第4試合には、フワちゃんのプロレス再デビュー戦がラインナップされ、2023年の最初のデビューでもコーチを務め、今回の復帰に向けても一緒に練習を行ってきた師匠・葉月とのシングルマッチが組まれた。

葉月のクロスフェースに苦悶の表情を浮かべるフワちゃん【写真:(C)スターダム】
葉月のクロスフェースに苦悶の表情を浮かべるフワちゃん【写真:(C)スターダム】

フワちゃん、想像以上の覚悟を見せるも…葉月の強さに玉砕

 スターダムが12月29日、東京・両国国技館にて『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』を開催。チケットは前売りの時点で完売、当日券なしという大盛況の中、全9試合が行われた。その第4試合には、フワちゃんのプロレス再デビュー戦がラインナップされ、2023年の最初のデビューでもコーチを務め、今回の復帰に向けても一緒に練習を行ってきた師匠・葉月とのシングルマッチが組まれた。

 フワちゃんが「恩人」と呼ぶ葉月。再デビュー戦の相手に、フワちゃんはその葉月を指名した。葉月は葉月で、プロレスの楽しさだけではなく、厳しさ・辛さも叩き込むと宣言していた。まず入場してきたのは葉月。いつものように、スパーク女子、CMLL日本女子のベルトを両腕に掲げながらリングへ。その後、フワちゃんはZAZYを思わせるピンクの翼をつけて入場。フワちゃんは跪いて握手を求め、葉月はそれに応える。

 ロックアップからスタートした試合は、リストの取り合いから葉月がヘッドロック。フワちゃんがドロップキック3連発で反撃するも、葉月は倒れず、逆に顔面にドロップキックを叩き込む。そして“新人殺し”の逆エビ固めへ。フワちゃんはなんとかエスケープ。

 フワちゃんはエルボーで反撃し、ついにドロップキックで葉月を倒す。しかし葉月はブレーンバスター、セントーンでダメージを与えていく。エルボーの打ち合いになると、葉月はフワちゃんの覚悟を試すようにノーガードで受ける場面も。フワちゃんは卍固めを決め、葉月ばりの顔面ウォッシュを決める。場外に落ちた葉月に対し、トップロープからとんでもない高さのプランチャ! 場内からは「フワちゃん」コール。

 場内でもブレーンバスターを決めたフワちゃんだが、少しずつ葉月がアクセルを踏み、フットスタンプ、ミサイルキック、クロスフェースと畳みかける。しかしフワちゃんは、葉月の追撃をこらえ雪崩式ブレーンバスターへ。そしてシャイニングウィザード!葉月はカウント2でキックアウト。投げっぱなしジャーマンまで披露したフワちゃんだが、葉月が反撃のビッグブーツ!そしてダイビングセントーン一発で勝負あり、葉月がフォール勝ちした。

バックステージでは二人でコメントを出した【写真:橋場了吾】
バックステージでは二人でコメントを出した【写真:橋場了吾】

フワちゃん「最高の師匠ですよ、葉月さんは」

 試合後、葉月は「私にはフワちゃんの覚悟は伝わった」として、観客にも問いかける。館内からは「フワちゃん」コール。「新しい夢が、プロレスラーであってくれてありがとう」と葉月。フワちゃんも「完敗です、師匠……。1%でも勝てるのを信じてやってきました、今日は本当にありがとうございました」と葉月に頭を下げた。

 バックステージには、葉月とフワちゃんが一緒に現れ、まず葉月が「今日、プロレスラー・フワちゃん、新しい夢がスタートしたね。どうだった?」と語り掛けると、フワちゃんは「本当に痛くて苦しくて、過酷で……。師匠は鬼とは聞いていましたけど、本当に鬼でした。やっぱり苦しかったですが、試合をしながらずっと続いてほしいぐらい楽しかったです。葉月さんは本当に鬼だけど、大好きで。再デビュー戦を飾れたことが、一生の宝物になったと思います」と応える。

 葉月は「再デビューの相手に私を選んでくれて、そこからたくさん練習もしたし、フワちゃんなりにいろんなことで悩んだと思うけど、プロレスラーになったらもっともっと悩むことも、挫けることも……でもその分楽しいこともあると思う」と、今後にも言及。最後にフワちゃんは「最高の師匠ですよ、葉月さんは」とコメントし、バックステージへ消えた。

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