歌手の三山ひろしが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われた『第76回NHK紅白歌合戦』（31日午後7時20分）のリハーサルに参加し、囲み取材に応じた。

　2015年から11年連続11回目の出場。今年は『酒灯り～第9回 けん玉世界記録への道～』を披露し、年末恒例となったけん玉チャレンジに挑む。今年のチャレンジには豪華な面々が顔をそろえる。総合司会を務める有吉弘行をはじめ、ILLITのIROHA、&TEAMのMAKI、演歌歌手の新浜レオン、DJ KOO、ハリセンボン・箕輪はるかが参戦する。

　17年に始まったこの「けん玉チャレンジ」は今年で9回目。24年は128人での「けん玉ギネス世界記録」に挑戦し、見事成功を収めている。今年はさらなる記録更新を目指し、一丸となって大舞台に臨む。

　三山は金色のけん玉を手にさまざまな技を繰り出しながら取材会に登場。「今回も昨年に引き続きギネス記録チャレンジということで、一人ずつ増えていく129人目に私が決めさせていただきます。私自身も11年連続出場という紅白歌合戦史上の歴史を更新できましたので、しっかり当日はパフォーマンスをさせていただきたいと思います」と意気込んだ。

　しかし、この日行われた音合わせの映像では、思わぬ波乱が。トップバッターを務める有吉が、いきなり失敗する様子が映し出された。これに三山は「しっかり見させていただいておりまして、今年一番の動揺が走った瞬間でした……。大丈夫かな？　とちょっと思いまして」と苦笑い。

「ちょっと今年はどうなるのかなという不安がかなりありますね。結局（リハでは）成功せずに、手でパコッと乗せましたから。そこがちょっと心配です」と本音を漏らし、会場を笑わせた。

　失敗した有吉へのアドバイスを求められると「基本的には、膝を使うということが一番大事。新浜レオンさんにもアドバイスを求められたのですが、膝で上げて膝で受けるのが基本動作」と、2級指導員の顔をのぞかせた。

　テーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。今年の司会は俳優の綾瀬はるか、今田美桜、タレントの有吉弘行、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが務める。