元妻・サラさんは「もう来られない」 久保優太が大みそか決戦前にまさかの告白

格闘技ファンが待ち望んでいた大みそか恒例のビッグイベント「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)が目前に近づいてきた。RIZIN旗揚げから今年で10周年のメモリアル大会。ENCOUNTでは出場選手を直撃し、ファイターの10年前、そして今に迫る。第5回は久保優太(38=BRAVE)。

10年前について語った久保優太【写真:増田美咲】
10年前について語った久保優太【写真:増田美咲】

挑戦が常に人生のテーマ

 格闘技ファンが待ち望んでいた大みそか恒例のビッグイベント「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)が目前に近づいてきた。RIZIN旗揚げから今年で10周年のメモリアル大会。ENCOUNTでは出場選手を直撃し、ファイターの10年前、そして今に迫る。第5回は久保優太(38=BRAVE)。(取材・文=浜村祐仁)

「10年前ですか……。20代後半とかですかね。とにかく自分の事しか考えてなかったですね」

 高校2年生でキックボクサーとしてプロデビュー。いきなり16連勝を飾ると、NJFKフェザー級王座を皮切りに数々のタイトルを獲得した。13年には元K-1 WORLD GPの2階級王座で、現在は「ONE Championship」のトップファイターとして活躍する野杁正明に勝利し、世界最大級のキックボクシング団体「GLORY」のベルトを獲得。立ち技の天才として常に第一線で活躍してきた。

「10年前はそれこそ今は離婚してしまいましたけど、サラさんと結婚した年でもありますね」

 当時はK-1 WORLD GPの65キロ、日本代表決定トーナメントに準決勝で敗戦。2年間で5戦、1勝4敗と不調に陥っていた時期でもあった。

「サラさんとお付き合いしてもらってから、人に対する感謝だったりとか、人に対して恩を返すことだったりとか、社会に対して恩返しすることを思うようになった。だから、すごく感謝してます」

 昨年の大みそかに死闘を繰り広げたシェイドゥラエフ戦では、その元妻でタレントのサラが入場曲を生歌唱。試合中には「諦めんな! 出し切れ!」と叫びながらリングサイドを駆け回る姿が話題を呼んだ。

「それが、サラさんはもう今回から来れないんです。いろんな事情があって、もう会場にもちょっと来れなくて。今は本当に彼女がやりたいことというか事業に専念しているんです」。どこか寂しそうな顔をしながら明かした。

 挑戦が常に人生のテーマだ。21年8月には、総合格闘技への転向を表明してRIZINと契約。今夏には政界進出を目指して、参院議員選挙に出馬した。

「そもそもこのMMAの舞台に挑戦しているのも僕にとってもチャレンジ。人間として夢を追う事を指針としているんです」

 38歳と格闘家としてはベテランの域に突入したが、激動の日々を過ごしている。大みそかにはRIZINに復帰し、フェザー級屈指の強豪であるカルシャガ・ダウトベックと対戦が決まった。

 最後に10年後、48歳となった久保優太を想像してもらった。

「やっぱりそうですね、まずは日本を変えられるような人になりたいです。それだけではなくて、一人でも多くの人を救いたい。僕の場合はたまたま格闘技を通じて、そういう活動をしてますけど。本当に夢を持って頑張れる人だったりを救えるような人になりたいです」

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