佐藤健、15年前の自分は「生き延びるのに精一杯」 イベントで懐古「まだ俳優を続けられて良かった」
俳優の佐藤健が23日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催された映画『るろうに剣心』の舞台あいさつに登場。共演した武井咲、青木崇高、土屋太鳳、大友啓史監督、アクション監督の谷垣健治さんとともに撮影の思い出を語った。

ワーナー ブラザース ジャパンの記念イベント
俳優の佐藤健が23日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催された映画『るろうに剣心』の舞台あいさつに登場。共演した武井咲、青木崇高、土屋太鳳、大友啓史監督、アクション監督の谷垣健治さんとともに撮影の思い出を語った。
12月31日をもって、100年にわたる日本での劇場配給業務を終了することとなったワーナー ブラザース ジャパンは、12月15~23日の9日間、東京・丸の内ピカデリーと大阪・なんばパークスシネマでメモリアルイベント「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」を開催。最終日となったこの日は、ワーナー・ブラザース映画を象徴する映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが行われ、主演の佐藤らが登壇した。
主人公・緋村剣心を演じた佐藤。「こうやって集まれるのはすごいうれしいですね。裏で一気に当時の記憶がよみがえりました。みんな変わってないですね。こんなにも集まってくれてすごくうれしいです。作品が長く愛されているんだなと感じました」と観客に感謝の言葉を口にした。
公開当時の自身を振り返り、「本当に今日生き延びるのに精一杯で考える余裕は一切なかったですね。まだ俳優を続けられて良かったです」と本音を明かしつつ、オファーされた時のことを「これを映画化するのはどういうことだと。原作ファンとして向き合ったんですが、説明される時にこういうアクションにと2~3分の動画を見させていただき、見たことのないクオリティーで『るろうに剣心』が実現出来るなと思いました」と確信に変わったという。
演じた緋村剣心というキャラクターについては「コスプレとどっちに振っていいのか誰も正解が分からない時代だったので色々とやりました。でもリアルなんだ、人間なんだ、と信じるものが出来たら早かったですね。陽に当たったらあの色になったという設定でした」と当時の役作りを明かしていた。
舞台あいさつ後に映画『るろうに剣心』が上映されたが、「今から15年前の僕を見られるのは恥ずかしいですね(笑)」と照れ笑いを浮かべた佐藤は、共演者や大友監督らに「またやりましょうよ。何かやりましょうよ。別な形で」と提案。すると大友監督が「何かやろうか。みんな身体動く?それによってネタも考えなければいけないから」と佐藤らを期待をさせた。
最後にMCから「佐藤さん以外はご結婚されていませんが」と投げかけた佐藤は「僕はどうしたらいいですか? みんなで集まる時に仲間に入れるように」と語り始めると、客席から「やだー!」という悲鳴が。続いて「孤独だと思っています。見渡すと『夜泣き』とか聞くと疎外感があって、僕が分かる話を言ってください」と共演者への注文も忘れなかった。
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