染谷将太が映画『廃用身』で主演 「映像化、絶対不可能!」で話題「とんでもない作品になる」

俳優の染谷将太が、2026年5月に公開される映画『廃用身』で主演を務めることが、24日に発表された。あわせてティザービジュアルも公開された。

染谷将太
染谷将太

2026年5月に公開

 俳優の染谷将太が、2026年5月に公開される映画『廃用身』で主演を務めることが、24日に発表された。あわせてティザービジュアルも公開された。

 本作は、久坂部羊氏の小説デビュー作『廃用身』(幻冬舎文庫)を映画化。外務省医務官を経て在宅訪問医として終末医療の最前線に立ち続けてきた久坂部氏自身の経験から生まれたヒューマンサスペンス。出版当時、そのあまりに強烈な設定から「映像化、絶対不可能!」と話題を呼んだ衝撃作である。

 主演を務める染谷は、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』など話題作に出演している。本作では、理想を追い求めるあまり合理性と狂気の狭間へと踏み込んでいく医師・漆原を演じる。

 解禁されたティザービジュアルは、森に囲まれた芝生の上で、車椅子の老人たちが輪になり風船遊びをする光景を、ふかんで捉えた1枚となっている。またTOHOシネマズ日比谷ほか、全国で公開される。

 染谷のコメントは下記の通り。

○染谷将太

「自分が吉田監督と出会ったのは高校生の頃でした、素敵な作品と素敵なお人柄に惚れてから長い年月が経ち、この度お話を頂いた時、驚きと喜びにあふれました。そして頂いた台本の題名が『廃用身』でした。久坂部先生の衝撃作を吉田監督が実写化、もはやある種の恐怖を感じました。とんでもない作品になるなと。それと同時に漆原糺という主人公を演じる恐怖にも襲われました。正義と悪は曖昧なものだという事は様々な作品で語られてきました。しかしこのような切り口から描かれ、世に投げかける作品は無かったのではないでしょうか? 社会的な意味も大いに含むこの作品を映画芸術として吉田監督は正々堂々と描き切りました。1人の医師の、1つの症例のような人生を、皆様に目撃して欲しいです」

次のページへ (2/2) 【写真】映画『廃用身』のティザービジュアル
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