俳優の石原良純が、31日午前9時から放送されるテレビ朝日系アニメ特番『大みそかだよ！ドラえもん1時間スペシャル』にゲスト声優として出演することが20日に発表された。石原がアニメ声優に挑戦するのは約19年ぶりとなる。

　2026年の干支「午（うま）」にちなんだオリジナル新作『スペースウエスタン　荒野のウマタケ』が放送される本スペシャルでは、『ドラえもん』ファンにはおなじみの未来の新生物“ウマタケ”が大活躍。22世紀の科学によって生まれた馬と竹の合成生物“ウマタケ”と遊ぶために、ドラえもんとのび太が“目的別惑星探査シャトル”を使って訪れたUMA（ウーマ）星を舞台に、善良な住民たちを狙う宇宙の流れ者“スネーク一家”との対決が描かれる。

　石原が演じるのは、このスネーク一家の一員・モーガン役。映画『森のリトル・ギャング』（2006年）以来、約19年ぶりとなるアニメ声優挑戦となる。アフレコ当日は、監督から設定説明を受けながら、セリフの細かなニュアンスを確認しつつ真剣な表情で収録に臨んだという。普段のバラエティーで見せる姿とは異なる、役者としての一面をのぞかせた。

　また、ジャイアン役の木村昴がスネーク一家の首領・スネーク役、スネ夫役の関智一がスネークに雇われた目利きのタイガー役を務める。3人が、いつものキャラクターとは異なる“ならず者”として、のび太たちの前に立ちはだかる。

　なお石原は当日午後5時から放送されるテレビ朝日系『ザワつく！大晦日』にも“ザワつくトリオ”として出演予定で、大みそかは朝から夜まで“良純づくし”の1日となる。

　石原（モーガン役）のコメントは下記の通り。

――今回のオファーを受けた感想を教えてください。

「大みそかは『ザワつく！大晦日』もありますし、『ドラえもん』も一緒に年の瀬を盛り上げようということで……私もそこに加わらせていただいてとてもうれしいです」

――アフレコの感想を教えてください。

「楽しかったですね！　声優はあまりやったことがないのですが、『ドラえもん』ワールドを垣間見ることができた気がしました。でも、もうちょっとセリフがあってもいいんじゃないかな、なんて思ったりして。今度はもっといい役をください（笑）」

――『ドラえもん』にまつわる思い出はありますか。

「僕は現在、63歳。子ども時代に学年誌で連載がはじまったのを読んでいましたから、いうなれば、僕らは『ドラえもん』の創世期を知っている世代。当時から、『ドラえもん』はすこしふしぎな作品だなと感じていました。今回のオファーも大変光栄です！」

――ひみつ道具をひとつ選ぶとしたら、どんなものがほしいですか。

「僕、最近、海外に行っていないんです。海外に行くと、時差がツライのよ……。だから“どこでもドア”だな！　年を取ると、ほしいひみつ道具にも夢がなくなっちゃうね（笑）」

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします！

「いよいよ今年も終わりです。2025年の最後、大みそかを一緒に楽しみましょう！」