俳優の大泉洋、ディーン・フジオカが16日、都内で行われたテレビ朝日系連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』（火曜午後9時）の最終回直前取材会に出席。共演を経てお互いの印象について語った。

　ディーンの印象について、大泉は「このお顔だし、クールなイメージ多かった」ものの、「愛すべき天然と言いましょうか。人とは違う感性をお持ちだから楽しかったですね」とコメント。具体的な天然エピソードを求められると「なんかずっとなんです。最初のあいさつのとき、『三代目大泉洋を目指す』とおっしゃっていて。『三代目？　二代目は誰なんだ？』と思ったら僕のところにきて『二代目って誰ですか？』って聞いてきて。知らねーよって（笑）」と明かした。

　一方、ディーンは「大泉さんのパブリックイメージの通りです。俳優なのに、なんでこんなにおもろいのか。独特な生まれ持ったものがあって、ご一緒するのが楽しかった」とにっこり。さらに「やたら芝居の上手いおもろい人。でも、お芝居も的確に演出、全体を見ながら主演としてこういう方法で現場を盛り上げる手段があったのかと、自分もできることならやりたいけど、とてもまねできない。現場自体をエンタメ化してしまう、そんな星のもとに生まれた人」とべた褒めで、隣にいた大泉は少しむず痒そうな表情を浮かべた。

　本作は、人生どん底のサラリーマンが再就職先で“ちょっとだけ”エスパーとなり、不条理なルールの中で仲間たちと世界を救う姿を描くSFラブロマンス。脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』などで知られる野木亜紀子氏が担当した。

　会場には野木氏からメッセージが届き、大泉に対して「演技するために心がけていることを教えて」との質問が。大泉は「考えすぎずにいろんな人の力を借りてやれたらいいのかな。あまり考えないでいますかね。考えるとしたらどこに小さい笑いを入れるかってくらい。福山（雅治）のものまね入れられそうかな、みたいな」とニヤリ。1度ものまねを入れたが、監督から「ものまねないバージョンも撮らせてください」と言われたと明かして笑わせた。