11人組ガールズグループのME:I（ミーアイ）が14日、東京・有明アリーナで、全国アリーナツアーのアンコール公演『2025 ME:I1ST ARENA LIVE TOUR“THIS IS ME：I” ENCORE IN TOKYO』最終公演を開催した。メンバーのうちRAN、COCOROが休養中で、SHIZUKUが活動休止中。年内ラスト単独公演となったこの日も、MIU、MOMONA、AYANE、KEIKO、KOKONA、RINON、SUZU、TSUZUMIの8人が約2時間に渡って20曲を披露した。
（取材・文＝コティマム）

　冒頭、レーザーの光に映し出され浮かび上がるように8人が登場すると、客席からは大歓声が沸き起こった。まずは1stアルバム『WHO I AM』のタイトル曲『THIS IS ME:I』を披露し、８人で「Click!　ME:Iです！」とおなじみのあいさつ。リーダーのMOMONAは、雨天でも心待ちにしていたYOU:ME（ユーミー／※ME:Iのファンのネーム）に感謝すると、「寒くて身体が冷えていると思うので、隣の人にぶつからない程度に動いてください！」と声をかけた。

　MIUは「アンコール公演ですね」としみじみ語り、「YOU:MEの応援に応えるために、私たちも一生懸命準備して練習してきました。今日の全て、この一つ一つを目に焼き付けてください」と呼びかけた。

　ステージではハイブリットな都市的トラックが特長の3rdシングルタイトル曲『MUSE』のリミックスバージョンや、2ndシングルのタイトル曲『Hi-Five』をスタンドマイクで歌うパンクアレンジバージョンなどを披露。また、ME:Iが誕生したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』時代に『コンセプト評価』で挑戦した課題曲『小悪魔（Baddie）』『TOXIC』をKEIKO、RINON、KOKONA、AYANEとMOMONA、MIU、SUZU、TSUZUMIとの2ユニットに分かれて歌い、会場は興奮に包まれた。

　そして、MOMONAが「今月12月16日に、私たちME:I、結成2周年になりまーす！」と報告すると、会場からは歓声と拍手が沸き起こった。また、ME:I結成日はSUZUの誕生日と重なるが、19歳になるSUZUは「7歳」と年齢を間違え、客席からは笑いが巻き起こった。

　その後、メンバーが「せーの！」と声をかけると、YOU:MEは「（誕生日）おめでとうー！」とSUZUを祝福した。

　ME:Iは7月の長野公演を皮切りに、北海道、愛知、神奈川、兵庫、広島と全国6都市13公演のツアー『2025 ME:I1ST ARENA LIVE TOUR“THIS IS ME：I”』を展開した。今回のアンコール公演は年内ラストの単独公演で、13日、14日と2daysで行われ、計2万人以上を魅了した。

　そして、この日のアンコールでは、アリーナや2階席、3階席にメンバーが登場するサプライズもあった。観客を存分に楽しませ、8人も楽しんだひと時。最後のＭＣでは、MOMONAが思いを込めて言った。

「今年はME:Iのいちメンバーとして、また笠原桃奈として、自分って頼りないなと悩んだり葛藤したこともありました」と告白。「でも、メンバーが不思議と言葉を介さずとも自分の役割を分かって動いてくれました」とメンバーに助けられたと語り、「ありがとう！」と感謝した。

　ラストは、デビューシングル『MIRAI』のタイトル曲でデビュー曲でもある『Click』をパフォーマンス。8人は笑顔いっぱいでステージを後にした。