俳優の大泉洋が主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』（火曜午後9時）の全キャストのクランクアップが13日に発表された。最終回は16日に放送される。

　本作は、人生どん底のサラリーマンが再就職先で“ちょっとだけ”エスパーとなり、不条理なルールの中で仲間たちと世界を救う姿を描くSFラブロマンス。脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』などで知られる野木亜紀子氏が担当。主演の大泉に加え、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、岡田将生、高畑淳子、宇野祥平ら豪華キャストが集結し、未来を変えるために奔走する“ヒーロー”たちの姿を描いてきた。

　クランクアップは、Bit5の大泉、宮﨑、ディーン、高畑、宇野、そしてYoung3の北村匠海、新原泰佑、向里祐香の計8人が同日に撮了。主演として現場をけん引してきた大泉は、「来月くらいからまた（続編を）撮り始めてもいいんじゃないかと、私は撮る気満々ですので、また皆さんで集おうではありませんか」と、再集結への意欲を語った。

　宮﨑は13年ぶりの民放連続ドラマ出演となった今作の撮了にあたり、「インした日から終わるのが寂しかったけど、とても楽しく過ごさせていただきました」とコメント。感極まって大号泣したが、最後は笑顔で現場を後にしたという。

　また、桜介役で新境地を見せたディーンは、「心の中で永遠に咲き続けるような、そんな宝物のような日々をありがとうございました」と感謝を述べた。宇野は相棒の柴犬・佐助と共に撮了し、別れを惜しむ姿に現場も感動。高畑は「主演の大泉さん、こんな大変なスケジュールの中でも、あなたは面白いことを言って、私たちに優しくしてくださって…」と涙をこらえながら感謝を伝えた。

　後半から登場し、作品に緊張感を加えたYoung3の北村は、「大先輩方が過密なスケジュールの中、日々撮影に挑んでいる姿を見て、“ヒーロー”だなと思いました」と振り返った。新原は「また皆さんとご一緒できるように精進しますので、よろしくお願いします」と語り、向里も「終わっちゃうのが寂しいです。また会えたらいいな！」と笑顔で締めくくった。