井川遥、26歳監督を絶賛「2回目の人生じゃないのかな」カンヌ快挙を祝福

俳優の井川遥が13日、都内で行われた「カンヌ監督週間 in Tokio 2025『見はらし世代』(団塚唯我監督)上映後トークイベント」に、団塚監督とともに登壇。監督の人間性を絶賛する場面があった。

イベントに登壇した井川遥【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した井川遥【写真:ENCOUNT編集部】

団塚監督「ただランドスケープを描くんじゃない」

 俳優の井川遥が13日、都内で行われた「カンヌ監督週間 in Tokio 2025『見はらし世代』(団塚唯我監督)上映後トークイベント」に、団塚監督とともに登壇。監督の人間性を絶賛する場面があった。

 同作は、団塚監督の長編デビュー作。東京・渋谷を舞台に、幼い頃に母(井川)を亡くし父と疎遠になった胡蝶蘭の配送運転手の青年・蓮(黒崎煌代)が、あることをきっかけにもう一度家族の距離を計り直そうとする人間ドラマだ。26歳と日本史上最年少で「第78回カンヌ国際映画祭」の監督週間に選出されるという、快挙を成し遂げた。

「仕事の都合でカンヌ国際映画祭に参加することはできなかった」という井川は、「青山の骨董通りで『カンヌで着る服を仕立てるんだ』っていう黒崎くんにばったり会いまして(笑)」と振り返り、「(カンヌの)様子はインスタのストーリーズで見て、誇らしく、そしてうれしく思いましたね」とにっこり。

 団塚作品に出演した感想については「若い世代って言いながら、途中の世代を飛び越えていて、私よりずっと成熟している。2回目の人生じゃないのかな」と絶賛し、「客観的で鋭い。ただランドスケープを描くんじゃなくて、社会的な問題として捉えながら、今の時代の軽やかさ、いつの時代も人が揺れている感じがこの映画の中では描かれていた。見る世代によって見方がだいぶ違うと思う」と話した。

 最後には「10年、20年経つときに振り返られる映画だと思う。スタートは小さなチームでしたが、カンヌ監督週間にも選出されて多くの人の目に触れられてうれしく思います。そして、この映画を愛し続けてくれたらうれしいです」と思いを語り、締めくくった。

 イベントには、ジュリアン・レジ氏も出席した。

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