格闘技ジムで一般会員が死亡 スパー後に意識不明で救急搬送 代表が謝罪「深く責任を痛感」

総合格闘技ジム「FREEDOM@OZ」は11日、同ジムの公式サイトを通じて、スパーリング後に体調を崩した会員が死亡したことを発表し、謝罪した。公式発表によると、亡くなったのはアマチュア大会への出場を予定していた一般会員で、スパーリング後に意識を失い、救急搬送されたが、回復することはなかったという。

総合格闘技ジム「FREEDOM@OZ」ロゴ【写真:公式サイトより】
総合格闘技ジム「FREEDOM@OZ」ロゴ【写真:公式サイトより】

ジムは再発防止に向けて安全管理体制の見直しを表明

 総合格闘技ジム「FREEDOM@OZ」は11日、同ジムの公式サイトを通じて、スパーリング後に体調を崩した会員が死亡したことを発表し、謝罪した。公式発表によると、亡くなったのはアマチュア大会への出場を予定していた一般会員で、スパーリング後に意識を失い、救急搬送されたが、回復することはなかったという。

 パンクラス・スーパーフライ級元1位でジム代表の小塚誠司氏は、「まずは故人のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様に深くお悔やみを申し上げます」と冒頭で哀悼の意を表明。さらに、「このような結果となり、指導者として、またジムを預かる者として、深く責任を痛感しております。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 当日は小塚氏自身が立ち会いのもと、一般会員同士でスパーリングを実施していたという。体調不良を訴えた会員に対しては、スタッフが救急要請を行い、搬送先の病院で治療が行われたが、意識が戻ることはなかった。

 また、「本件の経緯につきましては、所轄警察署による実況見分および事情聴取に協力し、その結果、事件性は認められていない旨の説明を受けております」とし、警察の捜査により事件性が否定されたことも明らかにしている。

 同ジムは、「故人やご遺族のプライバシー保護の観点から、これ以上の詳細や憶測による詮索・拡散につきましては、ご遠慮くださいますようお願い申し上げます」と訴えたうえで、「今回の事態を真摯に受け止め、ジムとしての責任を深く認識しております。二度とこのようなことが起こらぬよう、安全管理体制・指導体制・練習環境の見直しと改善に全力で取り組んでまいります」と、再発防止に取り組む姿勢を示した。

 最後に小塚氏は、「尊いお命をお預かりしていながら、このような結果となってしまったことにつきまして、故人ご本人、ご遺族の皆様に対し、あらためて深くお詫び申し上げます」と重ねて謝罪し、「本件により多大なご心配とご負担をおかけした関係者の皆様ならびに、日頃より当ジムをご利用いただいている会員の皆様にも、心よりお詫び申し上げます」と結んでいる。

次のページへ (2/2) 【画像】2025年を振り返っていたFREEDOM@OZの投稿
1 2
あなたの“気になる”を教えてください