霜降り・粗品、コンビ解散決めた過去告白 飲み屋で区切りの乾杯も…泥酔したせいやの一言で翻意

霜降り明星の粗品が10日深夜、読売テレビ『吉田と粗品と』(水曜深夜0時59分)に出演。過去に相方・せいやと互いに解散を決め、区切りの乾杯まで終えていたと明かした。

霜降り明星の粗品【写真:ENCOUNT編集部】
霜降り明星の粗品【写真:ENCOUNT編集部】

M-1準決進出で手応え

 霜降り明星の粗品が10日深夜、読売テレビ『吉田と粗品と』(水曜深夜0時59分)に出演。過去に相方・せいやと互いに解散を決め、区切りの乾杯まで終えていたと明かした。

 25歳の独立リーグの野球選手から『NPB入りの夢を追い続けるのか、あきらめるのか』という悩みを相談された。トーク相手のブラックマヨネーズ・吉田敬は後で後悔しないためにも続けるべきと進言。粗品はあえて「諦めるのもいいんちゃうかとも思います」とし、M-1グランプリ立ち上げの際、引退した島田紳助さんの芸歴10年以内の参加規程に込められた『10年以内にうだつの上がらなかった芸人はやめた方がいい』という思いに言及した。

 吉田も「『あきらめさしてあげることが大事や』って言うてはったな」と言うと、粗品は「違う人生を謳歌できるって」と同調。自身の過去に触れた粗品は「僕らも1回、お笑いやめかけてるんですよ。その感じで。僕らは20歳でコンビ組んだんですけど、2人とも大学通ってて。僕は結局、やめちゃうんですけど、せいやは通い続けて、先生の道もあって。『お互いが23歳のときにうだつ上がってなかったら、もうやめよう』って約束してたんですよ。23歳っていうのは同級生が新卒で入社して、お給料20万(円)、30万もらう年に、『オレらが給料まだ1ケタ(万円)やったらやめよう』って話してたんです」と述懐。

 粗品は「その年に、M-1が復活した初年度やったんですけど、3回戦で落ちちゃって。話にならんなってなったんですよ。準々決勝、準決勝も行けてなかったから『やめるぞ』ってなって、2人で居酒屋行って『やめましょう、乾杯』っていう会をしたんですよ。2人だけで」と区切りをつけて“最後の乾杯”まで行ったと明かした。「やめるってなったときの自分をこの時点で思うと、『それも間違ってなかったな』と思うんです。そんときあきらめててもそっから違う人生やったし」と告白。

「でも、そのとき、せいやがベロベロになって、『もう1年だけやってみいひんか』って言ったんです。『まだ試してないことあるんちゃうん。“オレらこのスタイルで売れへんかったけど、ちょっとボケ・ツッコミ逆にしてみいひん?”』みたいな。そこから半年間、続けるんですけど、僕ボケのときあったんですよ」と明かした。「1年だけやろうか」と了承した粗品は、「1年死ぬほどやってみたらM-1準決勝に行けて、『ちょっと芽が出て来たな』と。ギリギリ、オレはせいやに救われて芸人として成功したけど」と説明した。

 吉田から「準決でやめへんかったんや」と言われ、粗品は「そうですね。準決行けたんが、めっちゃうれしすぎて。『あと一歩で決勝行ける』みたいな手応えも確かにあったんですよ」と思い返した。吉田は「準決がそんな自信になったんや」と聞くと、粗品は「なりました。何か僕らの時代は準決勝行ったらテレビ出れたんですよ。敗者復活戦がテレビでやってたから」と反応。吉田が「ごめんごめん。オレらは準決が当たり前やったから」と嫌味を言うと、粗品は「嫌やな。それ。何なんですか」と不快感を示した。笑いの中、吉田は「準決でめちゃくちゃ落ち込んでたから」と言いつつ「時代が違うから。参加組数が全然ちゃうわ」と言うと、粗品は「やめてくださいよ」と冷静さを取り戻した。

 なお、最後に応募者が今季セ・リーグMVPで、本塁打王、打点王の阪神・佐藤輝明の弟・太紀(たいき)さん(独立リーグ堺)と判明。話が急展開し、次週へ持ち越しとなった。

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