吉沢亮&北川景子、朝ドラ『ばけばけ』出演の2人が互いを称賛「一気にピリッとなる」「なじむ感じがすごい」
俳優の吉沢亮と北川景子が10日、都内で行われた「ELLE CINEMA AWARDS(エル シネマアワード) 2025」の授賞式に出席した。互いを称え合った。

吉沢亮&北川景子、互いに称賛
俳優の吉沢亮と北川景子が10日、都内で行われた「ELLE CINEMA AWARDS(エル シネマアワード) 2025」の授賞式に出席した。互いを称え合った。
現在、互いにNHKの連続テレビ小説『ばけばけ』に出演中の2人。北川は「若い頃に、一度コマーシャルでご一緒した。私も20代で若くて、そのとき本当にキラキラ、フレッシュ……今がそうじゃないという意味ではないですけど(笑)」と述懐。
『国宝』などの重厚感のある演技ができる一方、「(吉沢は)『ばけばけ』のようなライトな笑える感じのシーンのときには、ふっとそのシーンの温度感に入っていかれる。その切り替え、なじむ感じがすごい」と称賛。「ずっとニュートラルであるところが、現場の居方もマネしたいです」と述べた。
一方、吉沢が「北川さんの出られるシーンは一気にピリッとなる」と言うと、北川は「(内容が)重いからね(笑)」と返答。続けて吉沢は「大河ドラマが始まったかのような重厚感がある。この作品の本来の重みだったり、根底にある面白さを、北川さんが出られるシーンを体現してくださっている感じがある。それが、非常にこの作品の中でも引き締まるポイントとして見応えがある」と称賛。
次いで「北川さんは、現場では色んな方とフランクにコミュニケーションをとられている。それが、僕がけっこう苦手とする(部分)。そうしたいんですけど(なかなかできないため)、(北川から話しかけてくれて)ありがたい。なかなか自分から行けないタイプなので非常にありがたい」と感謝した。
同アワードでは、今年目覚ましい活躍をした男性に贈られる「エル メン賞」を受賞した吉沢。「非常にうれしいです」と喜び、邦画実写歴代1位の興行収入173億円超を記録している主演映画『国宝』のフィーバーぶりに「1年半の歌舞伎の稽古があったり、やっぱりかけてきた時間だったり情熱が段違いの作品でもあった。それがたくさんの方に観ていただいて、愛していただいて、非常に自分の中でも特別な作品になりました」と語った。
また、『国宝』は同アワードで「話題賞」を受賞。再び登壇した吉沢は、22年ぶりに記録を塗り替え、海外公開が予定されている同作について「現場ではとにかく、いいと思えるものを作りたいという思いだけで走り抜けた現場でしたね。『観てもらえれば、いいと分かってもらえる』という思いはありました。まさか、これほどたくさんの方に広がっていく作品になるとは、ちょっと想像はしていなかったですね」と本音を漏らした。
『国宝』は、吉田修一氏の同名小説を原作とするヒューマンドラマ。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・立花喜久雄(吉沢)の50年にわたる生涯を描く。
同アワードは、ファッション・メディア「ELLE(エル)」が選ぶベスト作品を決定するアワード。文化人やジャーナリスト、エル・エディターなどの投票によって、2025年に公開された映画の中からベスト映画を決定する。また、目覚ましい活躍をした人物を讃える。
■「ELLE CINEMA AWARDS 2025」受賞一覧
・エル ベストアクトレス賞:北川景子
・エル メン賞:吉沢亮
・エル・ガール ライジングスター賞:木戸大聖、出口夏希
・エル ベストディレクター賞:塚原あゆ子
・話題賞:『国宝』
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