北川景子、主演映画の公開13日後に賞受賞「がんばって良かった」
俳優の北川景子が10日、都内で行われた「ELLE CINEMA AWARDS(エル シネマアワード) 2025」の授賞式に出席した。日本の映画界で輝く女優に贈られる「エル ベストアクトレス賞」を受賞した。主演映画公開後、わずか13日で栄誉に輝いた。

ヘビーな役続く北川景子「幸せな役やりたい(笑)」と胸中明かす
俳優の北川景子が10日、都内で行われた「ELLE CINEMA AWARDS(エル シネマアワード) 2025」の授賞式に出席した。日本の映画界で輝く女優に贈られる「エル ベストアクトレス賞」を受賞した。主演映画公開後、わずか13日で栄誉に輝いた。
北川が今年出演した映画は、11月28日に公開された主演作『ナイトフラワー』の1本。授賞式内でも、同作がフィーチャーされた。
トロフィーを受け取った北川は「デビューして22年になるんですけど、主演で映画賞をいただいたのは初めて。本当に本当にうれしいですし、今、このトロフィーの重みをずっしりと感じております。このような賞をもたらしてくださった内田(英治)監督と内田組の皆さんに、あらためて、心より感謝申し上げます。ありがとうございます」と述べた。
同作の出演オファーを受けた当時を振り返って「相当な覚悟を持って演じなければならない役だなと感じた。これまでやってきた経験とか、自分が自信を持っていた能力は全部無視して、本当に魂で、この作品に全身全霊でぶち当たっていきたいという気持ちでやった。でき上がった映画を観て、私の思いが少しでもスクリーンに残って、伝わったのかなと思うと、がんばって良かったなと思います」とほほ笑んだ。
他方、NHKの連続テレビ小説『ばけばけ』では、母であり、壮絶な人生を歩む女性を熱演している。「(プライベートで)子どもを授かってから、色んな母親役をいただけるようになって、今年は、連続ドラマでは子どもを失うような母親をやったり、今朝ドラでも苦労する母親をやっている。ターニングポイントというか、こういう役を演じながら成長をすることで、人間としても、母としても、役者としても、今、成長している段階なのかなという実感はあります」とコメント。
2026年の抱負を問われて「ものすごいヘビーな作品と役がずっと続いている。『そろそろ幸せな役とかやりたいな』とずっと実は思っています。『キラキラしたイメージを変えたい』とずっと思っていたんですけど、やっぱり時々キラキラしたいなとかも思います(笑)。幸せな役とか、楽しい役とかそういうものに挑戦したいなと思いますし、そのためにも、健康を維持しながら、家庭に軸足を置きながら、充実した生活を送れたらいいかなと思っております」と胸中を明かした。
『ナイトフラワー』は、『ミッドナイトスワン』(2020年)の内田監督が原案・脚本・監督を手がけた、“真夜中シリーズ”最新作となるヒューマンサスペンス。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親・永島夏希(北川)が、2人の子どもの夢を叶えるべくドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく様を描く。
同アワードは、ファッション・メディア「ELLE(エル)」が選ぶベスト作品を決定するアワード。文化人やジャーナリスト、エル・エディターなどの投票によって、2025年に公開された映画の中からベスト映画などを決定。また、目覚ましい活躍をした人物を讃える。
■「ELLE CINEMA AWARDS 2025」受賞一覧
・エル ベストアクトレス賞:北川景子
・エル メン賞:吉沢亮
・エル・ガール ライジングスター賞:木戸大聖、出口夏希
・エル ベストディレクター賞:塚原あゆ子
・話題賞:『国宝』
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