俳優の横浜流星が蔦重こと主人公・蔦屋重三郎を演じるNHKの大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（日曜午後8時）。12月7日に放送された第47回では、蔦重や松平定信（井上祐貴）の“蔦重らしい敵討ち”が終わり、定信が蔦重の店に立ち寄って会話し、心から打ちとけるような関係改善の様子が描かれた。SNSでは定信に対し「愛の告白に近い」「好感度上がった」という声であふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第47回では、定信らの敵討ち計画が蔦重のアイデアでうまく実行され、一件落着となった後、定信は白河に行くことに。途中、耕書堂に立ち寄り、外道とはいえ、将軍の父・治済（生田斗真）をはめたので罰を受けるべきだとし、政に戻らない理由を説明。蔦重は筋を通す定信に感心した。また、定信は「そなたの考えは秀逸だった」と蔦重をほめる姿も。店に立ち寄った理由には「イキチキドコキキテケミキタカカカッタカノコダカ」と語った。一文字ずつ飛ばすと「一度来てみたかったのだ」と読める。

　また黄表紙はもれなく読んでいて、「春町は我が神」と言い「蔦屋耕書堂は神々の集う神殿（やしろ）」とも言った。さらに「あのことは我が政、唯一の不覚」と話し、最後は、いい品があったらこまめに白河に送れとも言っていた。

　以前は敵対していた定信と蔦重の良好な関係に、SNSでは定信に対し「真っすぐだ」「好感度上がった」「かわいい」「キュン」「定期購読面白過ぎ」「照れやさん」「粋なことする」「愛の告白に近い」「ほろりとさせてくれる」という声が飛び交った。

　一方、ビデオリサーチの調べでは12月７日午後8時から放送された『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』の関東地区の平均世帯視聴率は8.4％（個人4.8％）だった。