AKB48、20周年ライブで計4万8000人を動員 総監督・倉野尾成美が涙ながらに決意「東京Dに立てる日まで」

アイドルグループ・AKB48が7日、都内で『AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館 ~あの頃、青春でした。これから、青春です~ Part3』を開催。4日間・計6公演で4万8000人を動員した20周年コンサートの大千秋楽には、現役メンバー48人と卒業生・移籍メンバー135人が共演し、夢のパフォーマンスを繰り広げた。

涙ながらに語った倉野尾成美【写真:ENCOUNT編集部】
涙ながらに語った倉野尾成美【写真:ENCOUNT編集部】

日本武道館4DAYS・6公演で総勢242人が出演

 アイドルグループ・AKB48が7日、都内で『AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館 ~あの頃、青春でした。これから、青春です~ Part3』を開催。4日間・計6公演で4万8000人を動員した20周年コンサートの大千秋楽には、現役メンバー48人と卒業生・移籍メンバー135人が共演し、夢のパフォーマンスを繰り広げた。

 オープニングに1人で登場した前田敦子が『桜の木になろう』を独唱すると、高橋みなみ、板野友美、篠田麻里子、峯岸みなみ、小嶋陽菜が歌いつないで1期生によるステージでファンを魅了。そこから柏木由紀、指原莉乃、現役メンバーの小栗有以らが加わって『フライングゲット』、現役メンバー全員が登場しての『PARTYが始まるよ』、野呂佳代センターの『会いたかった』、さらに『少女たちよ』と続き、のっけから名曲を連発してボルテージを上げた。

 MCでは、久しぶりにアイドルとしてステージに立った前田が「私は誰、ここはどこ、みたいな。まだ状況が飲み込めていません」とコメント。板野は「1曲目から泣いてたよね。総監督あなたですよ」と高橋が泣いていたことをイジった。

 20周年スペシャルユニットブロックでは、板野・小栗・倉野尾成美で『ツンデレ!』、小嶋・千葉恵里・平田侑希で『ハート型ウイルス』など、レジェンドメンバーと現役メンバーの共演が実現。さらに、秋元才加・梅田彩佳・増田有華・宮澤佐江の派生ユニット・DiVAが『Blue rose』で復活し、柏木は佐伯美香と『てもでもの涙』をオリジナルメンバーで歌唱し、会場がエモーショナルな空気に包まれた。

 グループ初期をけん引した大島優子は、井上ヨシマサ氏によるピアノ演奏で自身のソロ曲『泣きながら微笑んで』を熱唱。感謝の思いを込めて歌い上げると、指原・北原里英・横山由依とのユニット・Not yetで再登場し、『週末Not yet』『波乗りかき氷』メドレーで現役時代と変わらない輝きを放った。

 卒業生と現役メンバーが合体したチーム楽曲ブロックを終えると、元SKE48でAKB48兼任を経験した松井珠理奈も参戦して一気にラストスパート。往年のシングル表題曲『ポニーテールとシュシュ』『Everyday、カチューシャ』を当時の選抜メンバーでパフォーマンスすると、『言い訳Maybe』『大声ダイヤモンド』で再び現役メンバーと共演し、大島センターの『ヘビーローテーション』で本編を締めくくった。

 アンコールは、前田ら卒業生も参加した20周年記念シングル『Oh my pumpkin!』から『10年桜』を歌い上げ、感動のフィナーレへ。観覧出演ゲストもステージに上がり、総勢183人で『桜の花びらたち』で大合唱すると、初代総監督・高橋が「ここからだ! 絶対にみんなならいい21周年を始められる」と現役メンバーにエールを送った。

 終演後もAKB48コールが止まらず、ダブルアンコールに突入。現役メンバーのみでステージに登場すると、『緞帳を上げてくれ』『次のSeason』で歴史を背負う覚悟を示す。サプライズとして、2026年2月25日に67thシングルをリリースすることが発表され、21年目の第1弾シングルのセンターは、4日に正規メンバーに昇格したばかりの19期生・伊藤百花に託された。

 新センターに抜てきされた伊藤は、「このコンサート期間で先輩たちに圧倒されました。本当に先輩たちは偉大で、歴史の重みを感じました。先輩方が築いてくださった歴史とともにAKB48はもっともっと上を目指しています。なので、一緒について来てくださったらうれしいです」と涙のスピーチ。

 総監督の倉野尾は卒業生、スタッフ、ファンに感謝の思いを伝え、「私たちだけでは見ることができなかった景色を先輩のおかげで見ることができたと思っています。カッコいい背中をたくさん見せてくださったからこそ、気付けば私たち現役メンバーはどこか悔しいという気持ちでこのコンサートをやっているときがありました。その偉大さにどれだけ近付けるのか、自分たちでどこまでいけるんだろうとか、私たちはこのままでいいんだろうかと、たくさん悩む機会がありました」と涙ながらに複雑な胸中を明かした。

 そして「21年目以降は私たちの時代、第2期黄金時代を作っていきます。ここにいるメンバー、ファンのみなさんと見たい景色がまだまだたくさんあります。東京ドームのステージに立てる日まで全力で頑張ります」と決意表明した。

 その思いとともに『ここからだ』を歌唱して、4日間6公演、総勢242人が出演した20周年コンサートを完走。卒業生と現役メンバーの青春が重なり、20年間の歴史が1つとなった伝説のコンサートは、未来への希望につながった。

新センターの伊藤百花【写真:ENCOUNT編集部】
新センターの伊藤百花【写真:ENCOUNT編集部】

▼2025年12月7日『AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館 ~あの頃、青春でした。これから、青春です~ Part3』セットリスト
M01 桜の木になろうよ
M02 フライングゲット
M03 PARTYが始まるよ
M04 会いたかった
M05 少女たちよ
M06 ツンデレ
M07 Blue rose
M08 Bird
M09 アボガドじゃね~し・・・
M10 てもでもの涙
M11 ハート型ウイルス
M12 泣きながら微笑んで、週末Not yet、波乗りかき氷 メドレー
M13 脳内パラダイス
M14 転がる石になれ
M15 LOVE修行
M16 初日
M17 Pioneer
M18 Only today
M19 真夏のSounds good!
M20 ポニーテールとシュシュ
M21 Everyday、カチューシャ
M22 言い訳Maybe
M23 大声ダイヤモンド
M24 ヘビーローテーション
EN1 Oh my pumpkin!
EN2 10年桜
EN3 桜の花びらたち
EN4 緞帳を上げてくれ
EN5 次のSeason
EN6 ここからだ

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