83歳の名優、地方移住も妻が認知症に ワンオペ介護、伴侶の死…反響呼んだ密着ドキュメンタリーが再放送

俳優の近藤正臣(83)の現在に密着したドキュメンタリー『妻亡きあとに ―近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし―』が、6日午後3時45分よりNHK総合にて再放送される。

近藤正臣(2017年撮影)【写真:産経新聞社】
近藤正臣(2017年撮影)【写真:産経新聞社】

NHK総合で6日午後3時45分から

 俳優の近藤正臣(83)の現在に密着したドキュメンタリー『妻亡きあとに ―近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし―』が、6日午後3時45分よりNHK総合にて再放送される。

 青春ドラマ『柔道一直線』でブレイクし、大河ドラマ『龍馬伝』・連続テレビ小説『カーネーション』など数多くの作品で活躍した昭和・平成の名俳優・近藤。40代で訪れた岐阜・郡上八幡の自然に魅せられ、8年前に妻と移住。釣りをしながら穏やかな晩年を過ごすつもりだった。

 しかしその後、妻が認知症を発症。里山でひとり、ワンオペ介護に追われるなか、自身も腰の手術を受けるなど、過酷な日々を送っていた。そして一昨年、56年間連れ添った最愛の妻を亡くし、ひとり暮らしに――。

 番組では、そんな近藤に長期間密着。深い喪失感を抱えながらも、郡上八幡の自然や地域の人とともに、自分らしい生き方を模索し始める一人の老齢男性の日々を見つめた。

 同番組は今年3月、NHK BSにて放送されると、大きな反響が寄せられた。これを受け、NHKは「3月にBSで放送 大きな反響をいただいた番組、地上波で放送です。里山でのワンオペ介護 伴侶の死、そして『老い』と『孤独』 地域の中で“これから”を模索する日々に密着しました」とXでも告知した。

次のページへ (2/2) 【写真】岐阜・郡上八幡で暮らす近藤正臣の姿
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