片平なぎさ、聖夜のSPドラマで國村隼と初共演「いつかご一緒できたらと思っていました」

俳優の片平なぎさが、24日午後10時よりフジテレビで放送されるクリスマスイブSPドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』に出演することが5日に発表された。本作は、國村隼が主演を務める感動作で、片平と國村は初共演となる。

『ドビュッシーが弾けるまで』で共演する國村隼(左)と片平なぎさ【写真:(C)フジテレビ】
『ドビュッシーが弾けるまで』で共演する國村隼(左)と片平なぎさ【写真:(C)フジテレビ】

12月24日放送『ドビュッシーが弾けるまで』で“亡き妻”役

 俳優の片平なぎさが、24日午後10時よりフジテレビで放送されるクリスマスイブSPドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』に出演することが5日に発表された。本作は、國村隼が主演を務める感動作で、片平と國村は初共演となる。

 ドラマは、最愛の妻を亡くして人生の時間が止まった男・渡会喜一郎(國村)と、ピアニストの夢を断念した28歳の佐々木匠(尾崎匠海)が偶然の出会いをきっかけに、ピアノとウイスキーを通じて心を通わせていく物語。再び人生を奏で直す奇跡が描かれる。

 片平が演じるのは、主人公・喜一郎の最愛の妻で、すでにこの世を去っている渡会小百合。生前はピアノ教室を開き、ドビュッシーの『月の光』を夫に弾いてほしいと願っていたが、その思いがかなうことなく亡くなってしまう。ドラマでは、小百合から喜一郎に届いた一通の手紙をきっかけに、物語が大きく動き出す。

 片平は、1975年の『青い山脈』で俳優デビューし、今年で50周年を迎えた。『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車』シリーズをはじめ、多数のサスペンスドラマで主演を務めてきたほか、近年では『知ってるワイフ』(21年)、『罠の戦争』(23年)、『Dr.アシュラ』(25年)などに出演。また、フジテレビ系のバラエティー番組『坂上どうぶつ王国』(金曜午後7時)ではSPレギュラーを務めている。

 長年にわたり第一線で活躍してきた片平だが、國村とは意外にも本作が初共演となる。半世紀にわたり日本の映像界をけん引してきた2人が、本作でどのような交錯を見せるのか。切なくもいとおしい夫婦像に注目が集まる。

 場面写真もあわせて初解禁され、喜一郎と匠、そして生前の小百合とのそれぞれの関係性が感じられる2ショットが公開された。美しいピアノの旋律とウイスキーが織りなす“再生の物語”が、聖夜に静かに響き渡る。

『ドビュッシーが弾けるまで』に出演する片平なぎさ【写真:(C)フジテレビ】
『ドビュッシーが弾けるまで』に出演する片平なぎさ【写真:(C)フジテレビ】

出演条件“ピアノ”に迷いも…台本を読み決断

 片平のコメントは下記の通り。

――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

「マネジャーさんが『すごくいいお話があるんです。ただ……』っておっしゃるので、『なに?』と聞くと、『ピアノを弾かなければならないんです』と(笑)。私、ピアノは素人なもので、『ムリだわ、私。受けるわけにはいかない』とお伝えしたのですが、台本だけでも読ませていただけないか、と申し出まして。そしたら感動して。涙、涙で。出たい気持ちがこみ上げてきてしまったんです。まだ少し時間もあるし、『月の光』を頑張って練習すれば、弾けるようになるかも……と逆にお願いして、出演させていただくことになりました」

――ご自身が演じられる渡会小百合という役柄をどのように受け止めていますか。

「小百合さんはすでにこの世にいない人ですが、かわいらしくて、優しい女性だろうなと感じました。そして、旦那様のことが大好きで……。この世から消えていく怖さより、残された旦那様がどうやって生きていくのか、心配で心配でしょうがなかったと思います。本当に、心から愛していたんだな、と感じます」

――初共演の國村隼さんの印象をお聞かせください。

「ずっと大好きな方で、いつかご一緒できたらと思っていました。國村さんの作品は数多く拝見してきましたし、今回出演したいと思った大きな理由の一つです。お会いしたら気さくで優しい方で。心から大好きな夫婦になれそうです」

――最後に放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

「クリスマスイブの夜、今、あなたの隣にいる大切な人と、ウイスキーを飲みながら見ていただけたらと思います」

次のページへ (2/2) 【写真】SPドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』の場面カット
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