當真あみ、周囲に合わせる主人公に共感「小中学校のときに似ている」
俳優の當真あみが1日、都内で行われた映画『終点のあの子』(2026年1月23日公開)ジャパンプレミアに、中島セナ、平澤宏々路、南琴奈、深川麻衣、石田ひかり、吉田浩太監督と共に登壇した。

映画『終点のあの子』ジャパンプレミア
俳優の當真あみが1日、都内で行われた映画『終点のあの子』(2026年1月23日公開)ジャパンプレミアに、中島セナ、平澤宏々路、南琴奈、深川麻衣、石田ひかり、吉田浩太監督と共に登壇した。
本作は、柚木麻子氏の同名連作短編集の一遍である「フォーゲットミー、ノットブルー」を中心に映画化。私立女子高校の入学式。中等部から進学した希代子(當真)と奈津子(平澤)は、通学の途中で青い服を着た見知らぬ女の子から声をかけられた。高校から外部生として入学してきた朱里(中島)だった――。
自身が演じた希代子について當真は「原作や脚本を読んで、周りに合わせながら溶け込むように生きている女の子。積極的に思っていることを発しないところは、私の小中学校のときの私に似ているなと思いました」と語ると、「自分と似ている部分が多かったので、役を作り込むよりは、ナチュラルに演じられるように意識しました」とアプローチ方法を述べていた。
作品にちなみ「憧れの存在やもの」についてトークが展開すると、當真は「作品で共演させていただいた俳優の皆さんとご一緒することで、いままで画面で見てきた素晴らしいお芝居が、こういう部分から出てきているんだ……ということが垣間見えて、より憧れが強くなります。現場で出会う先輩の俳優さん皆さん素晴らしくて、日々学びがつづいています」と真摯に語っていた。
同じ質問に中島は「ここ数年、好きな漫画や映画、映像作品など創作物を作り出している人たちに憧れます。自分も関わらせていただくことで、より作る人への憧れや尊敬が強くなってきます」と述べた。
當真は最後に「この原作を読んだとき、すごく共感できるとともに、痛いところをつかれたなと思いました」と自身のこれまでの経験で心当たりがある感情に出合ったというと「そういう部分をいつか笑って話せるような大人になりたいなと思いました」と気づきの多い作品だったことを明かしていた。
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