上沼恵美子、“日本一”とレジェンド漫才コンビを激賞「あんな天才そうそういない」
タレントの上沼恵美子が1日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。結成50年を迎えた漫才コンビ、オール阪神・巨人を「日本一」「日本の財産」と激賞した。

オール阪神・巨人は「日本の財産」
タレントの上沼恵美子が1日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。結成50年を迎えた漫才コンビ、オール阪神・巨人を「日本一」「日本の財産」と激賞した。
上沼が1977年の結婚から約50年になるという話から、隔週レギュラーの藤崎マーケット・田崎佑一が吉本興業の先輩、阪神・巨人が1975年のコンビ結成から50周年と紹介。上沼が「そうですね。おめでたい」と祝福する中、全国ツアー中の2人の公演に参加したという田崎は「ネタもやったんですけど、もう、若手も入れて誰よりもテンポ早いです」と大御所の技術に舌を巻いた。
上沼は「早いよ。巨人・阪神さんは日本一よ。どんなおもろいか」と力を込めると、かつてNHK『バラエティー生活笑百科』でたびたび共演したことを振り返り「法律相談を交えて、漫才、4分かな? 毎回、新ネタなわけやんか。難しい法律用語で。一番おもろかったな、やっぱり。安心感があった。天才よ」と絶賛した。田崎が「ホンマにすごいんです」と言うと、上沼は「すごい。早い。テンポ早い」と共感。
ABC・北村真平アナウンサーが「お互いのこと分かり合ってる感はやっぱりすごいんですか」と言うと、田崎は「50年やから」と返答。上沼は「好きも嫌いもない思う。名コンビって、あの2人のことを言うんじゃないですか」と賛辞が止まらなかった。田崎は「(1980年代はじめの)漫才ブームのいろんな番組がウワ~ッて、生放送とかいっぱいあるけど、阪神・巨人師匠だけ、全部ネタ替えてたって(いう)伝説を聞いたことがあります」と明かすと、北村アナは「え~」と驚き、上沼も「ああ~、そう。素晴らしい」と反応。田崎は「ポリシーに反すると」と付け足すと、北村アナは「うわっ、かっこええ」と声を上げた。
上沼は「(巨人を本名の)『南出(繁)君』なんて言うてる時代から一緒にラジオやってましたからね」と古い付き合いだと明かし、桂文枝(当時・三枝)から紹介されて漫才を見たと言い「そのときからおもろかった」と回想。「元気だし。すごい方やで。見習いなさい」と田崎を諭した。北村アナは「ステージ立ってる人、かっこいいですよね。テレビとかに出る人気もありつつ、それでも、舞台(を)絶対手放さないっていう人がめちゃくちゃかっこいいです」と話した。
上沼も「かっこいいわ。あのテンポと間ね。新ネタと思えないような流ちょうな語りね。あれ、安心感があって」と同調。再び『笑百科』の話になり、「皆さん、新ネタやんか。ドキドキしたの。へたくそな漫才、いっぱいおるわけよ。途中、止まったりね。NGにはならなかったけども、なんか考えながら言うてるし。『止まれへんかな。NGなんのちゃうかな』(って)。スタジオにお客さん入ってるから、失敗したらちょっとしらけちゃうんよね。『もう一回やります』言うのはね。それで(心臓が)バクバクすんねん。こっちが。相談員が」と打ち明けた。
上沼は「ダントツ、巨人・阪神さんが安心感があるのよ」と言うと、「(当時の番組に)漫才書く作家さんが3人ぐらいいてはって、誰の漫才を書くかっていうのはじゃんけんで決めてたって言うのを作家の方が明かしましたね。勝ったら巨人・阪神さんのネタを書いて。だって、自分の書いた漫才のネタ、ウケたいやんか。一番負けた人は『へたくそ漫才(師)に書かなあかんねん』って言って嫌がってはった」と裏エピソードを告白。「そのぐらい巨人・阪神さんは……。当たり前じゃないんですよ。あんな天才、そうそういないんです。財産です。日本の財産」と激賞。「大好きなんで。大ファンでございます」と続け、「かっこいいやろ。極めるってこういうことよ」と賛辞を止めなかった。最後に田崎に「極めなさいよ!」と指令した後、藤崎マーケットが大阪・関西万博の吉本館で奮闘したことを念頭に「盆踊りで」とオチをつけた。
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